概要
RubyMineでは、Vimの操作でプログラムを書くことができます。
すなわち、Vim + IDE(統合開発環境)のパフォーマンスを発揮するということです。
ただし、通常Vimではvimrcに設定しますが、RubyMineのideavimは、ideavimrcで設定します。
その手順を紹介します。
手順
ideavimの設定
- まずは、ideavimの設定をします。
- すでにインストールしてある場合は、何もしなくて良いです。
(1) RubyMineの初期設定時
- RubyMineの初期設定をする時にideavimをインストールできます。
(2) プラグインからインストール
- RubyMineの初期設定でインストールしなかった場合、プラグインからインストールできます。
- まずはPreferencesをクリックします。
- 次にPluginsを選択します。
- ideavimを検索して、なければインストールします。
- 設定を反映します。
- 再起動します。
- これでideavimが使えるようになりました。
ideavimrcの設定
- ideavimが設定できたので、ideavimrcで細かいVimの設定をします。
- ideavimrcを作成します。
$ vim ~/.ideavimrc
- 参考として、以下の内容を貼り付けてください。
" -------------------------------------
" オリジナル設定
"" ------------------------------------
" 検索するときに大文字小文字を区別しない
set ignorecase
" 検索時に大文字を含んでいたら大/小を区別
set smartcase
" インクリメンタル検索 (検索ワードの最初の文字を入力した時点で検索が開始)
set incsearch
" 検索対象をハイライト
set hlsearch
" 対応する括弧やブレースを表示
set showmatch matchtime=1
" メッセージ表示欄を2行確保
set cmdheight=2
" ステータス行を常に表示
set laststatus=2
" ウィンドウの右下にまだ実行していない入力中のコマンドを表示
set showcmd
" 省略されずに表示
set display=lastline
" 行末のスペースを可視化
set listchars=tab:^\ ,trail:~
" ヤンクでクリップボードにコピー
set clipboard+=unnamed
" 対応する括弧を強調表示
set showmatch
" Escの2回押しでハイライト消去
nnoremap <Esc><Esc> :nohlsearch<CR><ESC>
" 行をまたいで移動
set whichwrap=b,s,h,l,<,>,[,],~
" インデント方法の変更
set cinoptions+=:0
" インデント幅
set shiftwidth=2
" タブキー押下時に挿入される文字幅を指定
set softtabstop=2
" -------------------------------------
" 他人の設定
" ------------------------------------
"x キー削除でデフォルトレジスタに入れない
nnoremap x "_x
vnoremap x "_x
" ヤンクでクリップボードにコピー
noremap "+y "*y
noremap "+Y "*Y
noremap "+p "*p
noremap "+P "*P
noremap <C-S-c> "*y
noremap <C-S-v> "*P
- RubyMineを再起動します。
- これでideavimrcに設定した動作ができるようになりました。