LINE WORKS API メールの取得

LINE WORKS メール取得 API の使用方法

LINE WORKS の API を活用して、特定のメールを取得する方法について解説します。本記事では、Google Colab を使用して、API を簡単に実行するためのスクリプトを提供します。

概要

LINE WORKS のメール取得 API を利用することで、以下のような情報を取得できます：

• 特定のメールの詳細情報（送信者、受信者、件名、本文など）
• 添付ファイルやインライン画像のデータ

必要な準備

1. アクセストークンの取得

メール取得 API を使用するには、User Account 認証によるアクセストークンが必要です。アクセストークンの取得方法については、以下の記事をご参照ください：

• LINE WORKS User Account 認証でアクセストークンを生成 (Qiita)

注意：アクセストークンには mail または mail.read スコープが含まれている必要があります。

2. Google Colab の準備

以下のリンクから Google Colab ノートブックにアクセスして、サンプル コードをそのまま試すことができます：

Google Colab: メール取得サンプル

サンプル コード

以下は、Google Colab 上で動作する Python スクリプトのサンプルです。

# 必要なライブラリをインストール
!pip install requests

# ライブラリのインポート
import requests
import json

# 設定変数
ACCESS_TOKEN = "your_access_token"  # @param {type:"string"}
USER_ID = "me"  # @param {type:"string"} "me" または LINE WORKS のユーザー ID
MAIL_ID = "12345"  # @param {type:"string"} 取得したいメールの ID

# API サーバー
API_SERVER = "https://www.worksapis.com"
API_ENDPOINT = f"{API_SERVER}/v1.0/users/{USER_ID}/mail/{MAIL_ID}"

# メール取得 API の呼び出し
def get_mail(access_token):
    headers = {
        "Authorization": f"Bearer {access_token}",
        "Content-Type": "application/json",
    }
    response = requests.get(API_ENDPOINT, headers=headers)

    # レスポンスに基づく出力
    if response.status_code == 200:
        print("✅ メールを取得しました！")
        result = response.json()
        print(json.dumps(result, indent=4, ensure_ascii=False))
    else:
        print(f"❌ メールの取得に失敗しました。ステータスコード: {response.status_code}")
        print(response.text)

# メール取得 API を実行
get_mail(ACCESS_TOKEN)

入力例

• ACCESS_TOKEN: User Account 認証によるアクセストークン
• USER_ID: "me" または LINE WORKS のユーザー ID
• MAIL_ID: メールの ID（フォルダ内のメール一覧 API で取得可能）

実行結果

成功時

✅ メールを取得しました！
{
    "attachments": [],
    "mail": {
        "mailId": 12345,
        "folderId": 0,
        "status": 2097157,
        "from": {
            "name": "送信者名",
            "email": "[e-mail]"
        },
        "to": [
            {
                "name": "受信者名",
                "email": "[e-mail]"
            }
        ],
        "subject": "テストメール",
        "body": "これはメールの本文です。",
        "receivedTime": "2024-12-15T00:00:00+09:00"
    }
}

失敗時（例: スコープ不足）

❌ メールの取得に失敗しました。ステータスコード: 403
{"code": "ACCESS_DENIED", "description": "Access is denied for userId."}

注意事項

1. アクセストークンのスコープ

   • アクセストークンには mail または mail.read スコープが含まれている必要があります。

2. メール ID の取得

   • メール ID は、メール フォルダ内のメール リスト取得 API を使用して取得できます。

3. インライン画像の処理

   • メール本文内にインライン画像が含まれている場合、API のレスポンスに含まれる attachments フィールドを参照してください。

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LINE WORKS メール取得 API を活用して、メール管理を効率化しましょう！