LINE WORKS の上位プランではインターネット メールが利用できます。
社内で一部のユーザーは既存のメール サービス、他のユーザーは LINE WORKS のメールを利用するといった場合、双方のルーティング設定を工夫する必要があります。
ここでは、LINE WORKS と Office 365 のメールの併用方法を考えてみます。
既存のメール環境は Office 365 で MX レコードは Office 365 に向いている。
全社で LINE WORKS を利用するが、一部のユーザーは引き続き Office 365 のメールを使う。
こんな環境を想定しています。
#Office 365 側の設定
Exchange 管理センターで、対象のインターネット ドメインを "内部の中継" に設定します。
Exchange 管理センターで、LINE WORKS に向けた送信コネクタを作成します。
これらの設定で、Office 365 にメールボックスが無いユーザー宛てのメールは LINE WORKS へ配信できます。
#LINE WORKS 側の設定
LINE WORKS で利用するインターネット ドメインの MX レコードが、Office 365 を指している場合は、LINE WORKS ユーザーが、そのインターネット ドメインのメール アドレス宛てに送信したメールは、MX レコードに従って Office 365 に配信されます。
LINE WORKS の管理画面で受信ゲートウェイを設定しておきます。
#動作の確認
組織内外間でのメールの配信が正しく行われることを確認します。