#Chatbase とは
Chatbase とは対話型アシスタント(チャットボット)用のアナリティクスツールです。
作成したボットのログをプラットフォーム横断で確認することが出来ます。
#アクション作ったはいいものの、どう分析すればいいか
Google Assistant のアクションや Alexa のスキルを作成する際に問題となるのが、
「会話データの分析をどのようにすればいいかわからない」ということです。
Chatbase は、その問題の解決策の一つです。
この記事では、 Chatbase の使い方を、満月のことを教えてくれる「満月博士」というアプリを例を紹介します。
#設定方法
設定チュートリアルは以下のドキュメントを読んでいただければと思います。
#できること
###処理出来なかったメッセージの確認
「Message」 タブでは、どのようなメッセージを受け取っているか確認出来ます。
この例では、全体の 5 % の発話がきちんと理解出来ていない、ということになります。
また、View Transcripts をクリックすることで、実際に聞き取れなかった発話が確認出来ます。
この例では、「明日の予定」 という言葉が満月博士には理解出来なかったことがわかります。
###セッションフロー
ユーザーがどのようなフローで会話を行っているかも確認出来ます。
満月博士は、 全体の 92.3% が Default Welcome Intent (通常のアクセス)からの流入で、 7.5% が その他の Implicit Invocation からの流入になっていることがわかります。
また、Default Welcome Intent から流入したユーザーの 95 % がなにも会話せず離脱している、ということもデータでわかります。
今回の例では、満月博士にはじめて入ってきた人が話しやすいように「Default Welcome Intent」を変更する必要がある、ということがわかります。
###コホート
再来訪者/リターンユーザーのデータも確認出来ます。
残念ながらほとんどのユーザーは 1 回使って二度と返ってこない、ということがわかります。
#まとめ
Chatbase を利用することで、各プラットフォームに存在するアナリティクスでは見られない細かいデータが確認することが出来ます。
これらを利用することで、問題がどこに存在しているのか、改善する点はどこなのか、ということが明確にわかります。
ぜひ利用してみてください。