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AWS Cloud Practitioner資格試験の学習方法

Last updated at Posted at 2018-10-12

#はじめに
今後、AWSセキュリティのスキルを身に付けるべく、AWS初心者が全体的な理解をするため、手始めにAWS Practitionerの資格取得を目指してみました。
その時の学習方法を紹介します。

#AWS Cloud Practitioner認定資格
AWS Cloud Practitionerの試験内容を公式ページで確認
AWS Site: https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/

以下に各カテゴリ毎の問題数配分の比率の記載あり。
https://d1.awsstatic.com/training-and-certification/Docs%20-%20Cloud%20Practitioner/AWS%20Certified%20Cloud%20Practitioner_Exam_Guide_v1.4_FINAL_JA.pdf

  • クラウド の概念:28%
  • セキュリティ: 24%
  • テクノロジー: 36%
  • 請求と料金: 12%

Black Belt内に認定資格取得のためのセミナー資料もあるため、一通り見ておいた方が良い
https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20180606_AWS-BlackBelt-Prepare-for-Certification.pdf

#学習教材

上記の公式ページで推奨されているAWSトレーニングで1つは無料なので、受講した。
(要アカウント登録:受験時にアカウントが必要なので、学習段階から登録)

AWS Cloud Practitioner Essentials
※日本語版も提供されているが、英語版と比較して若干古い情報であった。(資料は日本語だが、音声は英語。ノート欄に音声の日本語訳有)

他2つの有料研修を受ける費用が会社から支給される訳ではないので、未受講。
ホワイトペーパーも紹介されているが、Black Belt資料の方が大いに役立った。。。

認定資格についてはAWS クラウドサービス活用資料集(Black Belt)を読んでおいた方が良い。
カテゴリ毎に整理されているし、ポイントが良く分かる。(個人的にはBlackBeltさまさま)

AWS クラウドサービス活用資料集

数年前の資料もあるがCloud Practitionerレベルの勉強には支障なし(そもそも最新の細かい機能まで出題されない)
AWS Cloud Practitioner Essentialsで紹介されているサービスはすべてチェックした方が良い。

#各カテゴリの学習教材

##「クラウドの概念・テクノロジー」の対策

設計原則は把握しておいた方が良い
Black Belt: AWS Well-Architected Frameworkの活用
AWS 公式ガイド: AWS Well-Architected
↑からリンクされている無料のオンライントレーニング(日本語版有)
https://www.aws.training/learningobject/curriculum?id=12033

以下のような各サービスについて細部まで読み込む必要なく、どのようなサービスかを把握する程度で良い(概要をある程度把握しておかないと、受験時に不安になる)
前半が概要で後半が詳細という流れの資料が多いので前半を読むだけでサービスの概要は掴める。

QuickSight
Systems Manager
Lightsail
Code XXXシリーズ
Shiled

##「請求と課金」の対策
料金、課金、価格見積もりに関する資料。どれも内容重複しているので読みやすい資料を1つ選んで読めば良い。
1つの資料読めば他の資料もスラスラ読める。

  1. https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/solution-casestudy/20140226_AWS-Meister-reGenerate-Billing-Public.pdf
  2. https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/solution-casestudy/aws-price-20140801.pdf
  3. https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/training/WebinarForBeginners/20150519_billing.pdf

※3.がおすすめ

サポートのサービス体系と課金のついても重要

  1. http://awsmedia.s3.amazonaws.com/jp/documentation/AWS_Support_introduction_2018.pdf
  2. https://d1.awsstatic.com/webinars/jp/pdf/services/20180620-AWS-BlackBelt-AWS-Support.pdf

※1.がおすすめ

スポット/リザーブド/オンデマンド/Dedicated Host インスタンス、それぞれの違いを把握しておく

↑の「AWS Well-Architected Frameworkの活用」が網羅的に分かりやすい
スポットインスタンスに関する資料
リザーブドインスタンスに関する資料

Trusted Advisorの説明
Black Belt: Trusted Advisor

Organizationの説明
同じ企業で部門毎にAWSアカウント所有する場合にorganizationを定義して一括管理する仕組み。
AWSのアカウント間で課金など融通することが可能
Organization

その他
コストエクスプローラー、SIMPLE MONTHLY CALCULATORの違いはしっかり把握

##「セキュリティ」の対策
この文書は分かり易くまとまっていて良い。
利用者が実施するAWS上でのセキュリティ対策

ホワイトペーパー文章読むの骨折れるので上記資料の方が良い。(パワーポイントで分かり易く記載されている。)
https://d1.awsstatic.com/International/ja_JP/Whitepapers/AWS_Security_Best_Practices.pdf

とはいえ、今後、「AWS認定セキュリティー」の資格取るためには上記文書を読まないといけないのだけれど・・・

今後の事もあるので、セキュリティ分野は無料のオンライントレーニングも受講(日本語版無)
AWS Security Fundamentals

#模擬試験サイト
当日いきなり試験は厳しいので雰囲気を掴むのには最適

以下のAWS公式の試験問題サンプルでは不十分というか簡単すぎる印象
https://d1.awsstatic.com/training-and-certification/Docs%20-%20Cloud%20Practitioner/AWS%20Certified%20Cloud%20Practioner_Sample%20Questions_v1.1_FINAL.PDF

その他、無料のオンライントレーニング各章の最後に確認テストも参考になります。

【有料】
模擬試験: 
AWSの研修・認定申込み(管理)サイトから申し込み。 認定試験申込みもこのサイト。 

 費用: 2000円
 時間: 30分
 問題数: 25問
 支払い: 研修申込み毎にクレジットカード指定可能(模擬試験は個人カード、正規試験は会社用とか分けることが可能)

試験サンプルとして利用のみ。 問題の解説や正解は教えてくれない。(なのに2000円・・・再試験の費用考えたら2000円はやむなし・・・)
試験終了後は採点結果も試験問題も表示できないので試験終了前に問題のスクリーンショットを取得する必要あり。(時間は半分ぐらい余る)
試験結果は、各パート毎の正答率が確認できます。
何度でも模擬試験を申し込めますが、問題は同じとの噂です。(1回しか受講していないので分かりません。)
NDAのため、問題は共有できません(すいません・・・)
基本的には以下の無料模擬試験(Whizlabs)の20問試験と同じようなレベルの問題で、本試験よりやや簡単になっています。
https://www.udemy.com/aws-certified-cloud-practitioner-practice-exams-2018/

【無料】
無料模擬試験(Whizlabs)

 費用: 無料
 時間: 28分 タイマー機能もあって残り時間が表示される
 問題数: 20問のフリーTrialバージョン(正式版は有料: 65問 × 3セット = 195問 ↑の有料模擬試験よりお得?)

英語のみ。
試験後は採点結果と各問題の正解・解説が表示される。
途中でテスト止めることも可能。
何回でもテストを受けることができるが悲しいかな無料なので質問は全く同じ・・・。
ニ択、一択形式の質問が混ぜっていてほとんど一択の質問。
「静的データを保存するストレージとしてどのストレージサービスが良いか→答えはS3」等、各サービスの特徴を理解したうえで要件を満たすサービスはどれでしょう?という質問が多い
紛らわしい引っかけ問題で減点されても7割の合格ラインはクリアできる感じ
時間が足りないことは無いので見直し時間確保して引っかけ問題での減点を最小化する戦法が良いかもしれない。
形式が試験と同じのため模擬試験として利用可能

無料模擬試験(simplilearn)

Practitionerのみを対象にした質問でない。
簡単な質問から難しい質問もあり、参考程度に受験する程度にはよい
Practitioner試験に備えてということになると難しめなので、この模擬試験できなくてもそれほど心配する必要なし

その他:
各オンライントレーニング(無料)の最後に出てくる知識の確認テスト

#受験申し込み
支払いはクレジットカード支払いのみのため、以下の流れ。

  1. 上記のAWS Trainingのサイトで申込み
     ※Amazonのアカウントが必要 (認定アカウントも必要)
  2. 日時、場所、受験する資格を指定して、クレジットカードでお支払い
    (クレジットカードの有効期限日の年は4桁指定。最初、入力エラーになり ???状態に)

AWS認定試験の申し込みをする際、申し込み日の2日以上後の日付けでないと申し込みができない。
画面のリストでは、明日の試験も申し込みできそうに見えるが、実際には2日後以降しか選択できない。

#本試験

 費用: 11,000円 (為替変動有?)
 時間: 90分
 問題数: 65問
 最低合格スコア: 700点(1000点満点)
 
アンケート後に合否のみ表示。
半分ぐらいの時間は見直し。(終わったら早々に退席する人もいた)
模擬試験と同じ形式。
全問答えた後にダイアログ出るので誤って終了ボタン押すと見直しできない・・・。
試験中や試験終了後(アンケート前)に端末がフリーズする場合があります。焦らず呼び出しボタンを押しましょう。試験終了後(アンケート前)であれば、アンケートから再開できました。
試験結果は5日以内にメールでお知らせ。(実際は、2日後に送られてきた)
結果は全体の正答率のみで、各パートは能力を有しているかどうか(オレンジ)で表示されるのみ

#その他
座学だけでなく、実機検証も行いながらやると理解が進む。
AWSの1年間無料枠もあるが、下記のQWIKLABSでもチュートリアル(一部無料)があるので取っ掛かりには良い。
ただし、無料枠では各サービス毎に分かれており複数のサービスを同時に利用するには有料研修を受講するしかなさそう

QWIKLABS

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