この投稿は先日「Salesforce認定アドミニストレーター試験」に合格しましたので、
そのレポートになります。
【目次】
1.受験することになった経緯
2.主な勉強方法(使用した教材)
3.試験結果・感想
4.まとめ
1.受験するまでの経緯
2023年度に入ってすぐに、担当プロジェクトにおいて、2024年度から
既存システムのUI部分をSalesforceで作り変えることが正式に決まりました。
私はSalesforceの実務経験ゼロの状態ですので、
そのスキルを身に付けるのが急務となりました。
一方、当社では同様にSalesforceでの開発が必要となるプロジェクトの
引き合いが複数存在し、技術者育成を兼ねた本認定試験の勉強会が発足しましたので、
そこに参加させてもらうこととなりました。
2.主な勉強方法(使用した教材)
①Trailhead(trailmix)
勉強会でもまずはTrailheadの実施が有効ということで、以下のTrailmixを
100%になるまで実施しました。
但し、文章を読んで全て理解するのは私のような初心者には厳しく、
分量的にも時間がかかり過ぎることが実施してみてすぐに分かりました。
そこで各モジュールの最後にあるテストを文章で答えを探して解く形にしました。
最後のテストには選択式の問題の場合と、プレイグラウンドでハンズオンを行う場合が
ありますが、いずれも同じ方法で実施しました。
これにより、Salesforceの画面を実際に触りながら全体感も把握できました。
②の問題で間違えた時に読んでいなかった文章を読んで教科書のような
使い方もできるので、他に教科書は要らないですし、必須と思います。
(ハンズオンはあちこち躓いて時間もかかりますが、確実に理解を深めることに
繋がったと思います)
②Web問題集
以下に挙げた問題集をこの順番で3回繰り返して解きました。
間違えた問題に関する事項は上記trailheadの文章や公式ヘルプを検索して、
理解するようにしました。
A.SALES 4 BOX(424問)
難易度低めですが、一通り解くと知らない用語に出くわすことは無くなる印象。
但し、重複・類似した問題も多いので、2回目からは間違えた問題のみ解く形としました。
B.Salesforce認定アドミニストレーター公式模擬問題を翻訳&解説してみた(153問)
Aには解説がほとんどなく、公式のヘルプを探りながら理解するといった感じで
効率が悪かったので、解説が詳細なページは無いかと探して行きついたのがこれです。
(その後、勉強会でも紹介されたので安心感をもって取り組んだ)
公式模擬問題がベースなので問題の質は一気に上がりますが、
解説が丁寧なので理解がだいぶ進んだと思います。
C.JPN試験(206問)
実際の問題に近い問題がどこかに無いかと有料も含めて探したところ、
以下が無料で精度も高そうだったので、こちらの2023/10/6バージョンと
2023/11/16バージョンを実施しました。
類似の問題がかなり出ていたと思うので、実施して正解でした。
但し、私は学習中に2023/11/16バージョンが出たので、結果的に2バージョンを
実施しましたが、重複が多いので1バージョンでも良かったかもしれません。
3.試験結果・感想
試験は105分で60問を解きますが、見直しも含めて半分くらいの時間で完了しました。
結果は「合格」で、以下表の通り、正答率は83%程度と思われます。
65%で合格ですので、余裕を持って合格できて良かったです。
(単元ごとの問題数と結果得点は公表されないため、
結果は計算により求めた想定値となります)
単元 | 配点(%) | 問題数(想定) | 得点数(想定) |
---|---|---|---|
設定とセットアップ | 20 | 12 | 9 |
オブジェクトマネージャとLightning アプリケーションビルダー | 20 | 12 | 9 |
セールス&マーケティングアプリケーション | 12 | 7 | 6 |
サービス&サポートアプリケーション | 11 | 7 | 6 |
生産性向上とコラボレーション | 7 | 4 | 2 |
データ管理&分析 | 14 | 8 | 8 |
ワークフロー/プロセスの自動化 | 16 | 10 | 10 |
(合計) | 100 | 60 | 50 |
4.まとめ
実務経験ゼロの初心者からの受験でしたが、上記のような対策で合格できました。
実際の問題では知識を問うというよりは、各想定される場面において、
何を使えば実現できるかや、どういう設定をするのが望ましいかという
問題になっており、丸暗記では難しいとは思いました。
今回の受験までの学習でSalesforceがどういったものかは理解できたので、
実務にも生かしていきたいと思います。
この次は忘れない内に認定Platformアプリケーションビルダーに挑戦します!
以上