#はじめに
タイトル一本釣りじゃねえか
この記事はDMMグループ '20卒内定者アドベントカレンダー17日目の記事です.
こんにちは@iwakiri_kです.
ほぼ競プロしかスキルの無い私がWeb系企業から内定を頂くことができたので,
そのプロセスを書き残しておきたいと思います.
#記事長いから一言でまとめて
まあ何とかなった.
水色程度レベルでのWeb系就活なら,最低限何かモノを作った経験は欲しいかも.
#内定取得時のスペック
・パスナビで前期偏差値45の国公立大学生
・情報工学専攻
・学部4年生
・AtCoder水色
・GPA3.0(上位5%の成績優秀者として表彰された)
・Railsちょっとできる(完全に理解ネタのやつではない)
あとスペックと言えるものか分かりませんが,面接時に話したネタとして
・BMSで旧発狂皆伝を所持
・スピードキューブのシングル自己ベ約9秒
・PSPのチートコード作成経験あり
なんかもあります
#内定取得までの主な流れ
####学部1年 冬
AtCoderを知りました.
ここから気まぐれでコンテストに参加するようになります.
参加するだけでは意味が無いので,
『解けなかった問題1問は解けるようにする』
という目標で続けました.
過去問を何百問も解くような精進はしていません.
####学部3年 春
インターンどこ行けば良いか分からないので,先輩から勧められた合同説明会に行きました.
サポーターズ主催のギークフェスタというイベントです.
私はそこで始めて,
Web系という業界を初めて知りました.
ええ,**『知った』**です.
大学のキャリア教育で「プログラミングはSIer下流がやるものだ」と教わっていたので,目が点になりました.
周りの学生のレベルが高くて絶望したのを覚えています.
####学部3年 夏
ギークフェスタで見てきた優秀な人達を押しのけて人気Web系企業の選考を通過できる自信は無かったので,
選考の無い地方Web系企業のインターンに行きました.
そこでRailsを学びました.
競プロ以外の初めてのスキルです.
####学部3年 秋
就活イベントや1dayインターンを通して,エンジニアを募集している業界を一通り見てきました.
SIerとか自動車メーカーとか広告制作とか色々.
体験型の1dayインターンでは,UnityとかElasticsearch+Kibanaとか触れたのを覚えています.
色々見て悩んだ結果,Web系のサーバーサイドエンジニアに学部卒でなることを決めました.
####学部3年 冬
大学がクソ忙しい中,平行して就活をします.
競プロをやっているおかげでコーディングテストは余裕です.満点安定でした.
ですが,1次面接で落ちます.
フィードバックに『Webアプリ周りの知識が足りない』とありました.
とりあえず,Railsチュートリアルに毛が生えた成果物を作りました.
####春休み
サポーターズ1on1面談会やジースタイラスITエンジニア逆求人に参加します.
そこで,多くの企業から高評価を頂きました.
以前の1on1面談会ではそうでは無かったので,
恐らく『水色+Webアプリの成果物あり』というスキルを評価をしてくれたのだと思います.
また,オンライン面接は苦手だという事に気が付いたので,
現地でスムーズに面接を行えるようにする為,東京にシェアハウスを借りました.
####学部4年 春
イケイケで選考が進んでいきました.
また,面接最初の自己紹介では,AtCoder水色のスキルをより強調する為,
「水色持っているので最適化・高速化が得意です.今はこんな本読んでます」
という感じに,技術書展で買ったC++高速化本を見せたりしていました.
そんなこんなで,5月初頭にDMM.comから内定を頂きました.
#競プロは就活に役立つのか?
役立つか役立たないかで言えば,当然役立ちます.
実際,内定理由のフィードバックではAtCoder水色を高く評価してくれました.
ですが,就活対策としてのコスパは悪いです.
普通のWeb系の場合,常人ならば成果物はほぼ必須ですし.
実際,面接中にモダンな技術用語がいっぱい飛んできました.
C++での高速化に特化した企業や,競プロを高く評価している企業ならば別でしょうが,
そういう企業だったとしても,競プロ一本で入るとなると水色では厳しいと思います.
#おわりに
どうせアドカレを書くなら参考になりそうな記事にしたいと思い,このような内容にしました.
同期の皆様,これからよろしくお願い致します.