CognosAnalyticsを導入すると、製品のログメンテナンスをどうするのかという話があがることがあります。方針を決めるためにも製品ログについてを知る必要がありますが、Cognosのログの種類についてマニュアルなどにあまり情報がまとまっていないため、調べてわかった範囲の情報をこちらに記載しておきます。
CognosAnalyticsの様々なログは、基本的に/logsディレクトリ以下に出力されます。
全部ではありませんが、気になりがちなlogsディレクトリ以下に出力されるログをざっとまとめると以下のような感じになります。
・自動ローテーションや削除などが行われず追記もされないファイル
製品導入後、初めて起動したタイミングで作成される。コンテントマネージャーのコンテントストアの作成に関係する内容が記述されている。
001.CMCreateWSRPObjects_results.xml
002.CMCreatePageletObjects_results.xml
004.CMCreateUserInterfaceProfiles_results.xml
005.CMUpdateUserInterfaceProfilesAndFolders_results.xml
006.CMUpdateUserCapabilityPolicies_results.xml
CMCreateBaseObjectsScript_results.xml
CMCreateScript_results.xml
・自動ローテーションや削除ではなく毎回上書きされるファイル
サービスの開始や停止、稼働状況などが記録されている
cbs_cnfgtest_run_WebSphereLiberty.log
cbs_isrunning_WebSphereLiberty.log
cbs_run_WebSphereLiberty.log
cbs_start_WebSphereLiberty.log
cbs_stop_WebSphereLiberty.log
cbsdefault.log
・自動でローテーションやバックアップがされるファイル
様々な内容が記録されていたり種類もあるのでここでは表にまとめました。
・増加するが、自動ローテーションや削除などが行われないファイル
cbs_cnfgtest_xxxxxx(数字)、 ../logs/ffdc以下のファイル、 ../logs/XQE以下のファイルは、製品がファイルを増やしたり中身を追記したりして単純に増加しそうなファイルです。
最後の、XQEフォルダのログファイルの対応方法はこちらのリンクに記載されていますので、必要な方はこちらを参考にしてください。
「Cognos BI XQEフォルダのログフル対応」
http://qiita.com/shinyama/items/faf7e1a86b9ac6fb9653
ここまで、ログメンテナンスで知りたいと思うであろうログの情報の一部をまとめましたが、ほかにも/temp以下のファイルや、JVMのコアファイルなども合わせて考慮したりします。
こちらの情報がCognosAnalyticsでログメンテナンスを考えるときの参考になれれば幸いです。