こんにちは、岩舘電気の中の人です。
今回は iDempiere を日本向けに開発した JPiere のインストール方法を解説します。テストのためインストールしただけなので解説というよりはメモですが、何かの役に立てばと思い公開します。なお2019年5月23日現在の最新のインストール方法です。
以下、常体で記載します。
Windows 10 Pro x64 を想定
iDempiere 6.2 の前提条件を https://www.idempiere.org/ から確認。
Java OpenJDK >= 11
PostgreSQL Database >= 9.6
Java OpenJDK 11.0.3 を Oracle からダウンロード、解凍して bin フォルダにパスを通す。java -version
を実行してバージョンの確認と、Server VM
がインストールされていることを確認する。(Client VM
ではないことを確認)
C:\>java -version
java version "11.0.3" 2019-04-16 LTS
Java(TM) SE Runtime Environment 18.9 (build 11.0.3+12-LTS)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM 18.9 (build 11.0.3+12-LTS, mixed mode)
PostgreSQL 9.6.13 を本家からダウンロード、インストールし、bin フォルダにパスを通す。
https://www.enterprisedb.com/downloads/postgres-postgresql-downloads
JPiere 2019-05-19 と export data をダウンロード。JPiere は C\jPiere
直下に解凍。
https://osdn.net/projects/jpiere/releases/71133
このリンクを参考に、pgAdmin 4 を使ってDBユーザの追加とDBのリストアを行う。ただしこの際DBのデータはダウンロードした ExpDat_20190519\ExpDat.dmp
を使うこと。
https://www.compiere-distribution-lab.net/idempiere-lab/install/windows7/#no3
同じリンク内の解説を参考に、 setup.bat
を実行して設定を行う。ただしWebサーバに localhost
を使うとアクセスできない場合があるのでIPアドレスまたはサーバ名を指定する。(IPアドレスを入れると名前解決後のホスト名に変換されて保存される?)また DB already exists
をチェックするのを忘れないこと。「テスト」を押してテストがすべて通ったら保存を押す。初回にSSLの設定画面が出るが、okを押して進める。
idempiere.exe
を実行してサーバを立ち上げる。立ち上がりには少し時間がかかる。起動直後に消費されているメモリは 3GB ほどなので、仮想マシンの場合最低でも4GBほどのメモリを割り当てたほうが良い。
アプリケーションへのログイン情報はこちらを参照。
https://www.compiere-distribution-lab.net/jpiere-lab/lets-start-jpiere/operation/#no01
以上です。