FDMEE
・ Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Edition の略称
・Enterprise Resource Planning (ERP)システムをOracleのHyperion EPMアプリケーションと統合するための主要アプリケーション
■機能概要
https://docs.oracle.com/cd/E64585_01/AGFDE/epm_integrator_architecture.htm
仕組み・特徴
[ソース(取込元)]→インポート→[FDMEEステージング表]→エクスポート→[ターゲットシステム(Essbase)]
・csv、またはtxtからデータを取り込める
・Service AdministratorまたはPower Userまたは「統合の実行」が
プロビジョニングされたユーザが使用可能
・ロード方法には
「 追加 (既にデータがある場合に値を合算する)」
「 置換 (既にデータがある場合に値を上書きする)」などがある
・ EPMAutomate からの実行により、データの自動取り込みが可能
→その場合、ファイル名に応じて、取込方法、取込先の期間、取込先のシナリオ等が決定されるため
予め命名規則を設ける必要がある
【取込ファイルの命名規則例】売上実績データの取込
ファイルID_ロケーション(A)_カテゴリ(B)_期間(C)_ロード方法.txt
ID1010_LOC_Sales_Actual_201704_DLR_Sales.txt
※(A)ロケーション
(B)カテゴリ・マッピング
(C)期間マッピング でそれぞれ設定
・エクスポート・モードを「 データの保管 」にすることで、 データのマージが可能
→同じ次元交差の行をcsv内で複数持った場合、 合算金額として取り込む ことができる
FDMEEで出てくる特殊用語
・ロケーション:ひとつのFDMEE設定の定義名
・カテゴリ: Scenario次元 のこと
・インポート:ソース(取込元)からステージング表にデータを取り込むこと
・エクスポート:ステージング表から取込先(Essbase)にデータを送ること
設定が必要な箇所は以下の通り
・ナビゲーター>統合>データ管理より設定
①プロファイル設定(システム設定、アプリケーション設定)
②期間マッピング
③カテゴリ・マッピング
④ソース・システム
⑤ターゲット・アプリケーション
⑥インポート・フォーマット
⑦ロケーション
⑧データ・ロード・ルール
⑨マッピング定義(データロード・マッピング)