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初代ラズパイでPocket Wifi専用クレードルを代用

Last updated at Posted at 2024-04-10

目的

  • 余っているRaspberry Pi B(初代)の活用(イヤホンジャック「青」)
  • Softbank Pocket Wifi 809SHの最大接続台数を増やす
  • 物欲の忌避

使用するデバイス(自宅にある古い余りものの機器)

  • Softbank Pocket Wifi 809SH (クレードル別売、2024年には入手困難)
  • ELECOM WRC300FEBK(無線LANブロードバンドルーター)
  • Raspberry Pi B(初代イヤホンジャックコネクタ青)
  • SDカード 4GB
  • USB Type-C ケーブル
  • LANケーブル

(概念図)

良かった点

  • Pocket Wifiへの給電は、Raspberry PiのUSBポートからでも(なぜか)いけそう
  • WRC-300FEに無線LAN接続で、インターネットの速度は30Mbps 前後
  • でも、WRC-300FEに無線接続をテストしたPCでNetflixの映画鑑賞が普通にできた
  • Pocket Wifiの無線LANポート10個に加えて、WRC-300FEの無線LANポートがたくさんと有線LANポートが4つ使える

心配、不満な点

  • Pocket Wifiは3A電源から給電する仕様なので、きっとラズパイは壊れる
  • 初代Raspberry pi BはUSB3.0接続に対応していないので、データ通信速度が上がらない

raspberry pi 作業

  • 809SHとRaspberry piはUSBケーブルで接続します
  • ラズパイ上の操作をSSHでアクセスして行えるようにします
ssh pi@192.168.135
pi@raspberrypi's password:
  • OSバージョンを確認しておきます
pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Raspbian GNU/Linux 11 (bullseye)"
NAME="Raspbian GNU/Linux"
VERSION_ID="11"
VERSION="11 (bullseye)"
VERSION_CODENAME=bullseye
ID=raspbian
ID_LIKE=debian
HOME_URL="http://www.raspbian.org/"
SUPPORT_URL="http://www.raspbian.org/RaspbianForums"
BUG_REPORT_URL="http://www.raspbian.org/RaspbianBugs"
  • ブリッジユーティリティのパッケージをインストールします
pi@raspberry:~$ sudo apt install bridge-utils -y
(略)
  • Raspberry piのUSBとLANポート間に仮想ネットワークブリッジを設定します
pi@raspberry:~$ sudo nano /etc/network/interfaces
# 追記
auto br0
iface br0 inet manual
    bridge_ports eth0 usb0
    bridge_stp off
    bridge_maxwait 3

pi@raspberry:~$ sudo nano /etc/dhcpcd.conf
denyinterfaces eth0 usb0
interface br0
static ip_address=192.168.128.135/24
static routers=192.168.128.1
static domain_name_servers=192.168.128.1 8.8.8.8 

pi@raspberry:~$ sudo halt

物理的な環境作業

  • Raspberry Pi、ELECOM WRC300FE、Pocket Wifiも電源を落とす
  • Pocket Wifi とRapberry pi をUSBケーブルで接続する
  • ELECOM WRC300FEの底面のRT/APモード切り替えスイッチをRTモードに切り替える

WRC300FE に対して Raspberry pi を終端装置として設定する

  • Raspberry Pi と WRC300FE をLANケーブルで接続する
  • PC を WRC300FE にLANポートで接続する
  • Pocket Wifi、Rapberry pi、WRC300FE の順で電源をいれて起動する
  • Rapberry pi にユーザログインして、ip aで eth0 と USB0 のブリッジ状態を確認する
  • PC から WRC300FE にインターネット接続設定をする(マニュアル通り)

Pocket Wifi の USB接続用IPアドレスが WRC300FE のWAN側IPとして使用されます。

(参考)

Rapberry Pi をスイッチングハブ化する 【bridge-utils】
ラズパイ(RaspberryPi3)をDHCPサーバーにしてみた

・・・余談

Pocket Wifiにスイッチングハブを付けるにはクレードルの方がRaspberry Pi分の電力消費が節約できるので理想的(かもしれない)。専用クレードルの方が本来のPocket Wifiの機能を生かせる(かもしれない)。Raspberry pi をこの目的だけに使うのは流石に勿体ない。無線LAN のドングルも余っているので、wlan0からWRC300FEに接続すれば何かのサーバーとして使用することもできなくないかもしれない。

Pocket Wifi はデータ通信量が一目でわかるのだが、一晩、何気なくPCに無線LAN接続したままでネット動画を見たりしていたら、朝起きて、使用量が3000GBを超えていたのを見てビビッてしまった。一体、こんなにたくさんのデータ量を何に使ったのだろう。

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