先日、業務で子ども向けのインスタレーションを作成して2日間展示・運営しました。
非常に勉強になったのでメモです。
インスタレーションの展示は、趣味ではいくつか作ってデザインフェスタなどに出展などしてましたが、実務では初めてでした。
内容
子ども向けのイベント用コンテンツ。
キネクトが人の顔を検知すると、
上半身に魔法のアニメーションがかかり、目や鼻や耳にパーツがつく。
最大6人プレイ。
「いないいないばあ」で再度パーツチェンジ
制作環境
openFrameworks
kinect v2
windows8
Visual Studio Express 2012
感想
現場には魔物が住んでいる。。
「たぶん大丈夫」はほとんどトラブルにw
入念な準備とテスト。
大小のトラブルに冷静に対処していく能力が必要だと思いました。
起こった問題
問題1.キネクト出す穴がサイズ違う
夜中の設営作業中。
セットの板からキネクトを出す予定だったのですが、なぜか図面とサイズが違ってキネクトがでないww
大工さんにお願いして板を切って穴を大きくしてもらいました。(「切ってやるよ!」と言ってくれた親方かっこいい。。)
問題2.ディスプレイにうつらない
ディスプレイをイベント会社の方から借りたのですが、なぜか時機winとディスプレイが接続されない。。
ケーブルの相性?結局自分で持っていったHDMIケーブルにすることでかいけつ。原因は謎のまま。予備大事。
問題3. 出力の色味が変
なぜかディスプレイの色味が変だったので、パソコン側は正常だったので、ディスプレイのリモコンで調整しました。(この辺でディスプレイ持って来てくれた方と苦労を共有し、少し仲良くなるw)
問題4、デザイン見切れる
ディスプレイの上に装飾するデザインだったのですが、それで隠れた
画面の端に写るはずの画像がうつらない!w
結構聞いてたサイズと違う。
すかさず調整。
主要パラメーターをGUIで調整できるようにするのは必須だなぁ、、、と思いました。unityだとこういうとこも調整しやすいし、良いんだろうなぁ。
問題6、小さい子が非常に検知しにくい
100cm前後の小さい子供がなかなか検知してくれない、、。
ググッたら130cm以上だと安定して検知するらしいと海外の開発ブログに書いてあり(信憑性は謎)、のことで、
「小さい子は難しい」とアナウンスしていたのですが、親が抱き抱えてキネクトの前で待っている。。笑
どっちかというと親があきらめてない。
しょうがないので初日の夜に、
マウスポインタでクリックすると
変身する機能追加。→ちょっと不自然だけど喜んでくれた。
最大6人プレイなのだが、テスト時は常に6人いけたけど、当日は安定して同時検知したのは4人くらいだったなぁ。。俺のプログラムのせいなのだろうか。。
そもそも大量の子供を呼んでテストできる機会が少なかったのでデバッグ難しかった!
問題7、子ども大暴走
セットを壊そうとしたり、わざと検知されないように逃げたり、子供大暴走ww
すごく走り回るから、すぐわかりやすいレスポンスを返してあげたほうが喜ぶかも。
当日、変身のアニメーションを半分のコマ数に修正。
問題8、混乱時の奥の手を用意
6人入れ替わりで運営するはずが、
15人くらい入ってきて大混乱。。
バイトの子がさばききれてなかったみたいです。
事前に実装してた、
手動でキーを押すと、カーテンがしまるアニメーションが流れる機能が大活躍。
終わりかな?と入れ替えにも使えたし、検知のリセットにも使えた。
カーテンの開閉だけで子供がキャッキャ言ってたのでOKかと思いましたw
(ちらっとだけカメラの映像が見える部分を残しといたのがウケました)
まとめ
以上、本当にいろいろ勉強になりました。
キャッキャ楽しそうに遊んでくれるのを見るとやっぱり嬉しいのでまた作りたいです。
・場数が大事だ。現場は勉強になった!!
・キネクトSDKがC++ の勉強になった。
・子供の動きは想像を超えてくるので面白いけど大変!w
魔法の美術館とかでもそうだけど、
センサー系って難しいなぁ。
ハロウィンのやつも椅子に座らせて距離とってたり計算されてたもんなぁ。
がんばろっと!