この記事は私の読書感想文です。そのタイトルも「THE CULTURE CODEを読んで」。
社内公開した記事をこちらにもあげてみました。
本の概要
最強チームを作るために必要なスキルは3つ。
3つそれぞれに関するチームの実例を示しながら、実践方法を示してくれる本。
3つのスキルとは
1. 安全な環境をつくる
2. 弱さを共有する
3. 共通の目標を持つ
前提、モチベ
最強のチームは最強の人たちの集まりではない
むしろ最強の人たちが集まっただけでは最強のチームにはならない
どんな人が集まっても、最強のチームになりうる
つまり私たちも最強のチームになれる
最強のチームになれば、個人はものすごい力を発揮し、1人で成し得なかったことを達成できる
なので最強のチームをつくろう、最強のチームになろう
3つに関して私なりの解釈
1. 安全な環境をつくる
安全な環境とは?
「発言や行動によって自身が脅かされることがない」ことを全員が理解している状況。
発言や行動が正しかった場合、それがチームに反映される環境。
発言や行動が正しくなかった場合、人格を脅かされることなくfbを受け、より良い方向に軌道修正できる環境。
なので、発言と行動をしたいし、それができる環境。
そして、そのような環境に対する帰属意識を全員が持っている状況。
安全な環境を構築するには
- 「ここは安全である」というシグナルを送る、送り続ける
※シグナルについては本を参照、直接的な言葉ではない別のものとして定義されている - 話を聞きすぎるほど聞く
- 物理的距離の近さを保つ
※自分を脅かすことのできる距離まで近づいても脅かしてこない→安全だ - 愛を注ぎ込む、注ぎ込み続ける
※充電し続ける。一度100%になったら終わりではない。気づいたら減っているから。 - しつこいほどに「ありがとう」を伝える
- 全員に平等に発言権を与える
- 楽しむ
※人が笑うのは、心から安心し、仲間とのつながりを信じている証拠だ
2. 弱さを共有する
弱さを共有するとは?
分からないことを「分からないです」と言うこと
できないことを「できないです」と言うこと
なので「教えてください」と言うこと
弱さを共有するには
その場所が 1. 安全な環境 であることを前提として...
- 「貴方の力が必要だ」ということを伝える、伝え続ける
※これも充電し続ける。一度100%になったら終わりではない。気づいたら減っているから。 - ネガティブなfbは直接会って伝える
※文面だと誤解を招きやすい。ネガティブなことを伝える時こそ、気持ちのケアを怠らない。 - 価値のあることを言いたいという衝動を抑え、すぐアドバイスしない
※「私は貴方の知らない解決策を知っている」を披露しない。すぐ上に立とうとしない。
※アドバイスを求めている時もあるので、時と場合による。 - 代わりに「それについてもっと話して」と聞く
- 何を言うかより何を言わないかが大事
- 率直な意見交換の場を設ける(率直な意見交換は個人攻撃ではない)
- 協力関係を強調する言葉を選ぶ
※「一緒に」「お互い」「みんなで」
※上記の言葉は「私1人じゃできないから」という弱さを暗示している
3. 共通の目標を持つ
共通の目標を持つためには
- チームの優先順位を明らかにする
- それを言葉にして伝える、伝え続ける
※伝わったと思っていても、伝わっていないことが多い - キャッチフレーズを活用する
※キャッチフレーズが陳腐なのは欠陥ではなく仕様。安っぽい言葉は分かりやすく、人の耳に届きやすいという長所があり、それが本来の働き。
<効果的なキャッチフレーズ>
1.シンプルで分かりやすいこと
eg. AはBだ
2.行動志向であること(行動指針になること)
eg. Aをする、Bをしない
共感したこと、思ったこと
- チームの構築は人間関係の構築と一緒だなあ。一緒というか、まさに人間関係構築そのものなのだが、、個人の関係にも応用できるなあ。
- 「二流の仕事は精神に悪影響を与える」
← 某一流ホテルのレストランのホールをしたことがあるのだが、本当にそうだなと納得 - 「変化には時間がかかる」
←「ローマは1日にして成らず」という言葉があるが、「チームも1日にして成らず」だと思った