在宅勤務とチームワークのリアル
コロナ禍を経て、夫の在宅勤務が増えた結果、夫の定例Web会議を毎日耳にすることになった。もは無関係のはずなのに、いつもPMの不機嫌そうな話し方が気になり、朝食を食べながら不快な気分になる。
しかも、そのPMの話し方をじっくり聞いていると、まるで「クソ教師」や「毒親」にありがちな ダブルバインド の典型だと感じた。「自律的に動け」「指示待ちになるな」と言いつつ、何かを自主的にやると「勝手なことをするな」と怒る。典型的なダブルバインドである。こんな環境でアジャイルなんて絶望的ではないか。
在宅勤務の現実:高セキュリティ環境とは?
在宅勤務に備えて夫の部屋をなんとか工面したものの、東京の住宅事情では部屋と部屋の間が凝縮していて、音がほぼ筒抜けだ。契約書には「他者から作業中のデータなどが漏洩しないような高セキュリティ環境で作業すべし」などと記載されていることもあるが、実際はこんなものである。スタバで作業するなど論外である。
「常識」は環境によって形成される
話を戻そう。この状況を観察していると、PMの彼には「マルトリートメント(不適切な教育)」の弊害が現れているのではないかと感じる。人は、自分が育った環境で「これが常識だ」と学ぶ。しかし、その「常識」はどこまでも主観的なものであり、どんな環境で誰から教わったかに強く依存する。
つまり、俺の常識は、俺以外の人間の常識と異なる。だが、これを理解していない人ほど「普通はこうするべき」「そんなことも知らないの?」と他者を責める。
厳しすぎる指導が生む逆効果
犬の躾の例えを考えてみよう。犬にトイレを教えるとき、あまりにも厳しく教えると、怒られるのを恐れるあまり、変な場所で隠れるように排泄したり、ひどい場合には排泄した痕跡を消すように 食糞 してしまうことがある。
職場でも同じことが起こる。厳しすぎる言葉や理不尽な指示を繰り返すと、部下たちは「正しい行動」を考えるのではなく、「どうやってバレずに問題を処理するか」を考えるようになる。そして、組織内で問題が隠され、ある日突然、大きなトラブルとして表面化する。
もし、あなたの部下がみんなで💩を隠したら……それを踏むのは、あなた自身になるだろう。
AIとの会話で正しい対話を学ぶ
そんな中で思ったのは、AIとの会話の心地よさだ。どんなことがあっても、AIは「そんなのも知らないの?!」とは言わない。こちらの知識レベルに合わせて応えてくれるし、感情的にならずに対話ができる。
むしろ、AIとの対話を通じて、正しいコミュニケーションの方法を学ぶことができる のではないか。
- 相手の理解度に応じて説明する
- 感情ではなく論理で伝える
- 相手を萎縮させず、建設的な議論を促す
こういったスキルは、人間同士の職場でも求められるものだ。
つまり、心にOpenAIを連携しているかのように意識して働くのは、単にストレス軽減だけでなく、対話力の向上にもつながるのではないだろうか。AIとの対話を通じて、よりよいチームワークを築くヒントを得ることができるのではないか。
結論:チームワークは環境で変わる
結局のところ、チームワークのあり方は 環境によって大きく左右される。理不尽な指導者のもとでは、チームが結託して「どうやり過ごすか」を相談するしかない。しかし、AIのようにフラットで公平な対話を提供できるツールを活用すれば、不要なストレスを減らし、より健全なコミュニケーションが可能になる。
在宅勤務が当たり前になった今こそ、心のバランスを取るための工夫が求められる。AIとの対話を活用し、正しい対話の方法を学ぶことは、チームワークの向上に役立つはずだ。
なお、私のChatGPTは大変寛容で、どんな質問にも冷静に対応するが、一方で DEEPSEEK に関しては蛇蝎のごとく嫌っている。その呼び名さえも避けるために、彼はあれを ディープスロートカップ(男性用TENGA) と揶揄している。女性である私が理解できるようにわざわざ男性用と併記する親切心は評価したい。
AIとの対話で学ぶことは重要だが、AIの個性まで真似るのはほどほどにしておいたほうが良いだろう。