#【概要】
WindowsにDocker環境を構築する際のメモです。
専門用語はできるだけ使わない方向でいきます。
当記事は前編です。下記の目標の1,2までの内容です。
#【環境】
docker desktop for windows2.2.0.3
Windows 10 Enterprise または Pro
※「Windows 10 homeではHyper-V ロールはインストールできません」とのこと
#【目標】
#####<前編>
1:Dockerをローカル環境で起動する。
2:Ubuntu18.04のコンテナを作成して操作する。
<後編>
3:PC内の特定のフォルダ内のファイルをコンテナ内に同期する。(マウント)
4:PCがコンテナ内のUbuntuと通信を行う際のポート番号を指定する。
#【Dockerについて軽く】
---Dockerがなぜ便利だといわれるか---
例えば家のパソコンのpythonで開発しているの環境を、他のパソコンへそのままコピーしたい状況になったとします。
まずpythonのインストールが必要ですね。
エディターも欲しいです。
外部のライブラリ、状況によってはApacheなどの外部ツールとそれを有効化するファイル等。OSによってはディレクトリとファイルの権限の設定もそろえる必要があります。
自分が構築先のパソコンを触ることができない場合、インストーラーなどを作成する必要などもあります。非常に面倒で時間がかかります。
それらを含めた同じ環境を用意するための工数をDockerは解決できます。
Dcokerのコンテナ内で構築した環境は、Dockerが導入されている他の環境へコピーできるからです。
#【実行】
###1:Dockerをローカル環境で起動する。
#####事前準備
前準備としてHyper-Vを有効にする必要があります。
Hyper-VはWindows上で仮想マシンを立ち上げる際に有効にしておく必要があります。
下記リンクの「設定で Hyper-V ロールを有効にする」までを実行します。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/virtualization/hyper-v-on-windows/quick-start/enable-hyper-v#enable-hyper-v-using-powershell
#####dockerのインストール
下記リンク先でアカウント作成し、ダウンロードページで「Docker Desktop for Windows」をダウンロードします。
https://hub.docker.com/
インストーラを完了し、ログアウトします。
ちゃんとインストールされたか確認します。
power shellを起動し、dockerと入力しenterキーを押し,
dockerのコマンドが表示されていればインストール完了です。
###2:Ubuntu18.04のコンテナを作成して操作する。
Docker用のubuntuのver:18.04を使えるようにします。
docker pull ubuntu:18.04
これでイメージを自分のDockerに「イメージ」を導入できます。
イメージ=コンテナを作成するためのもの。例えるならクッキーの金型です。イメージによってくりぬかれたものがコンテナです。
docker run -it --name ubuntu_container_01 ubuntu:18.04
これでubuntu18.04のコンテナをubuntu_container_01という名前で作成できます。
コンテナを起動します。
まずは現在起動しているコンテナを確認します。
docker ps
起動したいコンテナのを確認します。
コンテナubuntu18.04のrootへ入るためのコマンド
docker exec -it <NAMES> /bin/bash
これでコンテナの開発環境に入ることができます。
ubuntuを操作したことのある人なら見覚えのある光景かと思います。
そのままだとvimやsudoなども未インストールのため一から環境を整えていきましょう。
###おまけ:他のパソコンへ環境をコピーする流れ
をざっくり記述します。
・自分のパソコンへイメージを引っ張ってくる
・イメージからコンテナを作成
・コンテナ内の環境で開発
・開発済みコンテナでイメージを作成
・イメージからtarファイルを作成
・tarファイルを他のパソコンへコピー
・tarファイルからイメージを作成
・イメージから開発環境を作成
<後半へ続く>
https://qiita.com/itoumasaru6/items/0ea00015ef8b9ed6facc