0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

JavaScriptの基本的な機能について

Last updated at Posted at 2022-08-12

はじめに

React を実務で使用するために、現在 TypeScript を学習しております。
しかし、そもそもの JavaScript の理解が不十分だと判断し、アウトプットと備忘録のために投稿することにしました。
ES2015 以降に実装された書き方を中心にまとめています。
エディタは sandbox を使用しました。
内容に不備などございましたら、ご指摘いただけますと幸いです。

基本的な機能の一覧

var の変数宣言

var は古い変数宣言の方法になります。
var での変数宣言は以下のように、上書きや再宣言どちらも出来てしまいます。
しかしプロジェクトが大きくなると、意図しないところで変数を上書き&再宣言してしまう問題があるため、使用するには注意が必要です。

var val1 = "var変数";
console.log(val1);

// varは上書きが可能
val1 = "var変数を上書き";
console.log(val1);

// varは再宣言が可能
var val1 = "var変数を再宣言";
console.log(val1);
コンソール
var変数
var変数を上書き
var変数を再宣言

let の変数宣言

ES2015 から導入された、後で書き換えることができる変数を定義する書き方です。
let の特徴として、上書きは可能ですが再宣言は不可能という制約があります。

let val2 = "let変数";
console.log(val2);

// letは上書きが可能
val2 = "let変数を上書き";
console.log(val2);

// letは再宣言が不可能
let val2  = "let変数を再宣言";
console.log(val2);
// エラー
コンソール
Error in sandbox:

const の定数宣言

const も、ES2015 に導入されたものになります。
特徴としては、上書きと再宣言ともに不可という制約がある、厳密な宣言になります。
なお const は、val や let のような「変数」を定義するのではなく、「定数」を定義するという言い方になります。
数学で出てくる「定数」とも少しニュアンスが違いますので、その点もご注意ください。

const val3 = "const定数";
console.log(val3);

// constは上書きが不可能
val3 = "const定数";
console.log(val3);
// エラー

// constは再宣言が不可能
const val3  = "const定数を再宣言";
console.log(val3);
// エラー
コンソール
Error in sandbox:

以上のように、const には厳密な制約がかかっております。
オブジェクトを定義する時は、基本的に const しか使いません。
しかし、このような厳密な const でも、const で定義したオブジェクト内の値を変えることができたり、プロパティも追加できてしまいます。

// constで定義したオブジェクトはプロパティの変更が可能
const val4 = {
  name: "佐藤一郎",
  age: 18,
};

val4.name = "田中太郎";
val4.address = "東京";
console.log(val4);
コンソール
▼ {name: "田中太郎", "age": 18}
    name: "田中太郎"
    age: 18
    address: "東京"

配列

オブジェクトの時と同様に、const で定義しても中身の値を変えたり、追加(push)したりすることができます。

// constで定義した配列はプロパティの変更が可能
const val5 = ['apple', 'orange'];
val5[0] = "grape";
val5.push('banana');
console.log(val5);
コンソール
▼ (3) ["grape", "orange", "banana"]
    0: "grape"
    1: "orange"
    2: "banana"

実際に React の開発での宣言もほとんど const を使用していきます。
ここでは記述しませんが、React の中で動的に値が変わるものは state という別の定義を使用します。
ですので基本的には const を使用し、処理の中で上書きが必要な変数に関しては let を使用していく、というような流れになります。

テンプレート文字列

ES2015 から、文字列の中に JavaScript の変数を従来より便利に埋め込めるようになり、コードも読みやすくなりました。

const name = "佐藤一郎";
const age = "18";
// 「私の名前は佐藤一郎です。年齢は18歳です。」と出力したい

// 従来の方法
const message1 = "私の名前は" + name + "です。年齢は" + age + "歳です。";
console.log(message1);
// テンプレート文字列を用いた方法
const message2 = `私の名前は${name}です。年齢は${age}歳です。`;
console.log(message2);
コンソール
私の名前は佐藤一郎です。年齢は18歳です。
私の名前は佐藤一郎です。年齢は18歳です。

アロー関数

こちらも ES2015 で追加された、新しい関数になります。
function の記述が不要になり、「 => 」という記号で表現され、アロー関数という名前の由来になっています。
アロー関数内の処理が一行で終わるような場合には、「 { } 」と「 return 」の両方を省略することもできます。
ただし、ブラケットを「 { } 」で囲う場合に「 return 」を省略してしまうと、エラーになるため注意が必要です。

// 従来の関数
function func1(str) {
  return str;
}
console.log(func1("func1です。"));

const func2 = function(str) {
  return str;
}
console.log(func2("func2です。"));

// アロー関数
const func3 = (str) => {
  return str;
}
console.log(func3("func3です。"));

const func4 = (str) => str;
console.log(func4("func4です。"));

const func5 = (num1, num2) => num1 + num2;
console.log(func5(10, 20));

コンソール
func1です。
func2です。
func3です。
func4です。
30

おわりに

分割代入やスプレッド構文、三項演算子などに関しては、後日改めて投稿したいと思います。

参考記事・教材

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?