応用情報大変だった話
応用情報技術者試験(以下、応用情報)を勉強してきました。数学科ということもあり、資格試験系は手が出しづらい環境にあるのですが、いろいろな方に励まされてどうにかやり切ることができたので共有します。
まだ、合否が出ていないけど記録として書いておこうと思ったしがない大学院生の感想戦です。
応用情報技術者試験が何ぞやって人は以下を確認してね
あんたどれくらいできるの?
1年前の春季に基本情報技術者試験を獲得しています。「学部生のうちにAPまで取得するぞ!」なんて息巻いていました。
しかし、秋季の応用情報に応募し損ねるというミスを犯します。とんでもない野郎ですね。長期インターン先のメンターさんも苦笑いでした。
そんなこんなで、基本情報の内容をうろ覚えの状態で臨んだわけです。
どのくらい勉強したの?
本腰を入れたのが3週間前でした。それまでは暇があるときに午前問題をゲーム感覚で解いていました。
大学院が始まりそうになり、「あれ?これ学校始まったら勉強できなくね?」と気づいて春休み最後の週から取り組み始めた記憶があります。
深夜まできっちり勉強していたので、勉強時間はなんだかんだいって100時間程度だと思います。
ただ、あんまりここら辺は関係ないと思います。理由は後でいいます。
どういうところが大変?
大変なところは「午後問題における知識を必要とする回答」これに尽きます。
以下、午前・午後に分けて対策と共にお話しします。
どういう対策を立てた?
午前問題
正直言って基本情報と何も変わらないです。違いを明確に挙げる方が難しい。
基本情報もそうですが、応用情報も過去問題を解くことから勉強を始めました。基本然り応用然り、問題となる範囲が広すぎます。
なので、参考書ではカバーしきれないんですよね。だから読んでもあまり得しません。そもそも応用情報を受ける人は基本情報の知識と大方被ってもいます。
自分は、直近の1年間を除き、過去6年分の過去問をとにかくやりました。
なんだったら、8割以上は問題を見たら即答するくらいのほぼ暗記状態でした。試験では、聞かれ方がある程度固定されています。
なので、ニュアンスを変えて聞いてくるようなことをしません。だから、暗記がとっても対策になるんですよね。
こういう問題とか、「主活動・支援活動」と出てきただけで「バリューチェーンだな」と感じられるまでできるとGoodです。もう早押しですね。
おすすめ:午後問題に向けて、自分がどの分野の単語の意味なら覚えられそうか意識するといいかもしれません。
「○○正規形みたいな単語難しいから自分はデータベース系は苦手そうだな」とか「セキュリティ関係の用語は比較的イメージしやすいな」とかですね。
午後問題
午前が知識を「写す」問題なら、午後は知識を「使う」問題です。
なので、ようやくそれぞれの単語の意味と使われ方を覚える必要があることに気が付きました。
午前問題を解いていて、正答率と感触が良いものが、午後問題のジャンルのどれなのか当てはめ、以下を勉強しました。
- 情報セキュリティ(必須)
- 経営戦略
- システムアーキテクチャ
- ネットワーク
- 組込みシステム開発
- システム監査
これ以外のジャンルは、一度も過去問を解いていません。
プログラミングは受けようかなとも思いましたが、試験日までの日程を踏まえて、ものにするだけの時間がないと判断して捨てました。
あとは、このジャンルで扱われている単語を午前午後合わせてすべて拾ってきて、単語帳にメモしました。
ここで、単語帳を作るうえで**「単語⇒文章」と「文章⇒単語」をそれぞれ作成した**のがかなり良かった気がします。
なぜなら、午後問題は午前と違ってニュアンスが変化するんですよね。なので、午前のような暗記ではなくイメージから覚えることが重要だと考えました。
とにかく「単語帳 ⇒ 午後問題を解く ⇒ 単語帳 ⇒ ・・・」をずっと繰り返していました。
ここで意識したことが「答えは必ず問題文に眠っている」と「気になったことは全てメモして検討する」ですね。
答えは必ず問題文に眠っている
この言葉を頭の中で反芻しながら、過去問を解いていました。答えに迷っても、必ず問題文のどこかに糸口があるんですよね。
自分が選んだ科目が特に文章多めな科目なので、解いてく上で確立されたポリシーでした。
気になったことは全てメモして検討する
情報セキュリティやシステム監査の問題における奴らの戦法としてありがちなのが、情報を羅列していって本筋を隠すことです。
ちょっとした隅で、ボソッと言ってそれが答えになることがあります。
なので、上から読んでいき、とにかく気になったことまとめるようにしました。具体的には、箇条書きで書いて、情報がつながる部分は線で結んだりしてました。
問題を一通り解き終わったときに箇条書きのリストを見て、「気になったことがすべて解消されているか」を確認することで、漏れのない"読み"を目指しました。
試験は実際どんなだった?
試験会場は、都内の大学でした。意外と周りの型の年齢が分かりずらかったです。みんな大学生に見えました笑。
女性の方も多かったです。基本情報のときは、男性がほとんどだったので(たまたまだと思いますが)男女共に目指す人がいる試験なんだなと少し感動しました。
午前問題は、なんとなく過去問題からの輸入が少なかったように思えます。
新しい用語を聞いてくる問題が多かったので「これは計算問題とか落とせないぞ」と割と早めに覚悟しました。
午後問題は、いつも通りという感じです。
対策の部分でも述べましたが「答えは必ず問題文に眠っている」と「気になったことは全てメモして検討する」を徹底しました。
ただいくつかの知識を要する選択問題に迷いに迷った感じです。
終わってみてどうだった?
結果は、まだ返ってきてませんが、落ちても同じように3週間前あたりから勉強し直すんだろうなと思います。
とにかく、やり切ったことはやり切ったので、研究と簿記の受験に備えようと思います。。。。