本ページは OCI: HPC Cluster のサブページになります。
本ページではHPC Cluster環境におけるプリポストノードの準備に関するFAQを記載します。
Q: GPUで動作するプリポストアプリをLinuxで実行したいです
以下のURLを参照してセットアップしてください。
Q: Oracle Linux 8でGUI環境を構成しRDPでアクセスするには?
以下の手順でGUI環境のインストールとRDPの設定を行います。
インスタンス作成
インスタンスを任意のShapeとOracle Linux8で適切なSubnet上に作成ます。
作成に合わせて配置したSubnetのSecurity Listにてイングレスのルールで3389ポートへの接続許可を追加します。
GUI環境とxRDPをインストール
sudo dnf groupinstall -y "Server with GUI"
sudo dnf --enablerepo=ol8_developer_EPEL install -y xrdp
GUI環境でOSが起動するように変更する
sudo systemctl set-default graphical.target
xRDPがOS起動時に自動起動するようにします
sudo systemctl enable xrdp
xRDPのパラメータを変更して画面転送レスポンスを改善します。
sudo vi /etc/xrdp/xrdp.ini
# tcp_send_buffer_bytesパラメータを以下のように変更する
tcp_send_buffer_bytes=8388608
上記に合わせてtcpのバッファサイズも変更します。
sudo vi /etc/sysctl.d/xrdp.conf
# 以下を追加
net.core.wmem_max = 8388608
net.ipv4.tcp_wmem = 4096 16384 8388608
RDPでアクセスに必要な3389ポートをfirewalldで解放します
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=3389/tcp
sudo firewall-cmd --reload
rebootを実施し、起動したらRDPクライアントから接続を行なってください
sudo reboot
Q: プリポストノードをヘッドノードのLDAPクライアントとして設定したい
ヘッドノードがLDAPサーバーとなっておりますので、それを参照する手順が以下になります。
プリポストノードで以下を実行してください。
必要なファイルをヘッドノードからコピーする
sssd.conf
ヘッドノードの/etc/sssd/sssd.conf
ファイルをプリポストノードにコピーします。
コピー後、パーミッションを600に設定してください。
sudo chmod 600 /etc/sssd/sssd.conf
cluster-ca.crt
ヘッドノードの/etc/openldap/certs/cluster-ca.crt
をプリポストノードにコピーします。
以下のコマンドをプリポストノードで実行し、設定を有効にします。
sudo authconfig --enablemkhomedir --enablesssd --enablesssdauth --update
ヘッドノードの/home領域のマウント
SE Linuxが有効な状態ではNFSホームが許可されていないため、以下の設定で有効化します。
sudo setsebool -P use_nfs_home_dirs 1
プリポイントノードで以下を実行し、マウントができることを確認します。
sudo mount 172.16.x.x:/home /home
※IPはヘッドノードのものに置き換えてください
問題なくマウントできたら/etc/fstabに追加してOS起動時に自動マウントされるように設定を追加します。
172.16.x.x:/home /home nfs defaults 0 0
※IPはヘッドノードのものに置き換えてください
※マウントオプションは環境に応じて適切に変更してください