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SSHする時に省略可能箇所

Last updated at Posted at 2023-09-18

概要

SSHする際、基本的なコマンドの構造は以下の通りになると思う。
ここでは、Windows環境をもとに実行できるSSHエージェントを利用している。
ユーザー名の省略まではmacでもできるが、パスワード省略は別のSSHエージェントが必要。

ssh -i xxx.rsa user@192.160.1.1
その後、パスワードを入力

この際、以下の設定を入れていくことで、入力箇所を省略することが可能になる。

ユーザー名の省略

以下のコンフィグを確認。ない場合は作成する。

/Users/ユーザ名(カレントディレクトリ)/.ssh/config

基本的なパラメータは以下の通り。

  • Host
    • sshで繋ぎたいサイト名
  • Hostname
    • 接続先IPもしくはドメイン名
  • User
    • ログインユーザネーム
  • IdentifyFile
    • 接続先に用いる鍵ファイル

以下のような形で指定できる。

.ssh/config
Host remote_pc
    Hostname 10.0.0.1
    User user1

これを実施すると、

ssh remote_pc

で、ssh user1@10.0.0.1コマンドと同様のコマンドになる。

また、ワイルドカードを設定することができる。

.ssh/config
Host *-group1
    User user2
    Hostname 10.0.0.2
#共通の設定
Host *
    User user1

その時にsshを実行すると、以下のように省略できる。

実行するコマンド
ssh 10.0.0.1
ssh sample-group1
認識されるコマンド
ssh user1@10.0.0.1
ssh user2@10.0.0.2

このように、user1,user2が省略できる。

普段指定している鍵がある場合、それも今までssh -i ~~としていた部分を省略できる。

パスワードの省略

パスワードの省略には、SSHAgentを利用することで実現が可能である。
これによるメリットは以下の通り。

  • 秘密鍵を登録・保持して常駐させる。
  • エージェントを起動すると、SSH接続のたびに秘密鍵の指定はいらなくなる。
  • SSHエージェント転送を用いれば、踏み台が必要なSSH接続にもエージェント鍵認証が可能
    • scpなどで鍵ファイルを踏み台サーバに送る必要がなくなる。
    • これは、SSHクライアントがエージェントに対して秘密鍵を問い合わせて利用しているため。

設定方法

以下のリンク先から、Puttyをインストールする。
自分のPCのbitに合わせた最新版を選択する。ここからは、日本語化されている独自のパッチなどもあり、使用しやすい。

なお、以下からもインストール可能。

展開すると、以下のように様々なツールがあるのを確認できる。

image.png

例えばPuttygenでは、ssh-kengen のように秘密鍵を生成する事ができる。

新規でSSH鍵生成する場合

Puttygenを起動し、パラメータがrsa/2048bitになっていることを確認した後
生成ボタンを押す。
この時、マウスを空白部分で動かす事でランダムシードを生成できるとのこと。

image.png

image.png

生成されたら、鍵につける名称と、パスフレーズを設定する。
パスフレーズは鍵の利用に際して必要になるものであり、ユーザーパスワードとは異なる。
基本的には空のパスフレーズにしない。

Actionから、秘密鍵・公開鍵をPC上に保存する。

image.png

公開下記を接続先のホストに設定する。

内容はここでは省略する。以下のような手順が役に立つ。

Pagentの利用

Pagentでは、複数の秘密鍵を読み込む事が可能である。
読み込む際、パスフレーズを求められる。Pageantで秘密鍵をロードするときに「パスフレーズを記憶する」をチェックしないようにすると良い。

秘密鍵を選択した後、パスフレーズを入力して、Pagentの起動が完了する。
その状態でTeratermであれば、Pagentの利用を選択すると、パスフレーズを省略する事が可能になる。

image.png

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