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【ネットワーク】Vlanの、tagg・untaggって何?

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概要

仕事ではポートVlanではなく、タグVlanを使用している。
タグVlanはポートVlanと違い、一つのポートに複数のVlanを割り当てることができるということはわかるのだが、
tagとuntagの違いがよくわかっていなかった。そのため、ここに記載していく。

まず、タグVlanとは?

VLANにおける接続方式のひとつ。
データにそのデータが所属するネットワークの情報を付与し、制御する側はその情報を見て所属するネットワークを判断するやり方。
1本のケーブル内に異なるVLANに所属するフレームを流すことができ、物理的に離れたネットワークスイッチ同士を同じネットワークに参加させることができる。
ポートVLANは、VLANひとつにつきスイッチのポートがひとつ必要になるが、タグVLANは一つのポートだけで解決する。
しかし、今回の自分のように、構成が複雑になる恐れがある。

結論

  • tag
    • 複数のVlanを把握するための設定。スイッチのトランクポートに設定する。
    • VLANのタグを付与するポート。
  • untag
    • 一つのVlanだけ使用するための設定。いわゆるポートVlanと同じようなもの。
    • VLANのタグを付与しないポート。

説明

以下のように構成されている。

  • サーバAとサーバCは同じVLAN赤に属している。
  • サーバBとサーバDは同じVLAN黒に属している。
  • 赤枠と緑枠は物理的に離れているが、AとC、BとDは互いに同じネットワークに入っている。

スクリーンショット 2023-02-18 17.39.23.png

サーバAが、Cにデータを送る流れを考える。

  1. まず、サーバAが、スイッチにデータを送るスクリーンショット 2023-02-18 17.58.12.png

  2. 次に、スイッチAは、データにサーバAの所属するVLANのタグを付与する。(これを、taggedという。)スクリーンショット 2023-02-18 17.59.09.png

  3. その後、スイッチBはタグからサーバCの属するネットワークを判別し、タグを外す。スクリーンショット 2023-02-18 18.11.17.png

  4. その後、データをサーバCに送る。スクリーンショット 2023-02-18 18.17.50.png

このとき、スイッチAとスイッチBは繋がっており、Vlan赤とVlan黒が通っている。
スクリーンショット 2023-02-18 18.21.55.png

この二つがつながっているポートを、トランクポートという。ここには、複数のVLANを通す必要があるので、Taggedのポートにする必要がある。tagged(VLAN赤、VLAN黒)

また、サーバAとスイッチ間では、一つのVlanしか使用しない。そのため、ここではuntagVLAN赤の設定を
サーバAがスイッチAに接続するポートに設定してあげる必要がある。
スクリーンショット 2023-02-18 18.31.53.png

以下、図解するとこんな感じ。
サーバA〜Dが仮想ホストで、中にVLAN黒を使うゲストと赤を使うゲスト両方存在するが、ホストの物理的なポートは一緒という場合は、untagではなくtagで設定する必要がある。
Ex:サーバC <=> スイッチBの間で設定するなら、
スイッチBのサーバCのポートに、tag黒&tag赤を設定してやる。

スクリーンショット 2023-02-18 18.43.34.png

参考サイト

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