Healthcheck用のnginxの指定

概要

bigipを使ってmonitorを作成した際、nginxのヘルスチェック用に応答ページを作成したいと思う事がある。その際には以下の手順で実施することが可能。

bigip側では、sendstringに送る内容を、receivestringには返答される内容を指定することができる。

例えば、以下のようなmonitorがある場合SendStringをcurlコマンドに直すと、

curl http://サーバのIPorドメイン/api/tool/checkdb.aspx

であり、
応答として

checkdb:OK

がきたらモニターを緑にするという内容になっている。

nginx側の手順

対象のサーバで、httpd,nginxなどのwebサーバをインストールする。ここでは、nginxをインストールする。

sudo yum install -y nginx

その後nginxの/etc/nginx/nginx.confを確認する。

その後、serverの欄の中のroot部分がどのようなパスになっているかを確認する。

ここでは/usr/share/nginx/htmlである。

編集内容

略
    # Load modular configuration files from the /etc/nginx/conf.d directory.
    # See http://nginx.org/en/docs/ngx_core_module.html#include
    # for more information.
    include /etc/nginx/conf.d/*.conf;

    server {
        listen       80 default_server;
        listen       [::]:80 default_server;
        server_name  _;
        root         /usr/share/nginx/html;

        # Load configuration files for the default server block.
        include /etc/nginx/default.d/*.conf;

        location / {
        }
略

なので、単純にcurl ipアドレスorドメイン
をしたら、/usr/share/nginx/htmlの内容がcurlに表示される。なので、その配下に対象のディレクトリを作成する。

sudo mkdir -p /usr/share/nginx/html/api/tool/

その後、モニターのsendで問い合わせるファイルを作成する。

sudo vi /usr/share/nginx/html/api/tool/checkdb.aspx

内容はreceive stringと一緒の内容にする。ここでは checkdb:OK

編集内容

checkdb:OK

その後、nginxを起動させる。

sudo systemctl start nginx

そして、適当なサーバから、curl http://IPorドメイン/api/tool/checkdb.aspx
をして、checkdb:OKが返ってくることを確認する。

こうなれば、先ほど設定していたBIGIP側のモニタを設定していたpoolがAvailableになる。