Teratermとは
Teratermは、サーバやネットワーク機器にSSH・コンソール接続する際に使用するターミナルソフトである。cmdとか、windowsTerminalと同じような扱い。
インストール方法
gitのページにアクセスし、最新版のexeファイルをインストールし、実行する。
その後、流れに沿ってセットアップを行う。細かい所は他の方が細かく記載しているのでこちらを参照に。
Teratermの基本操作
- ホスト
- 接続するIP又はドメイン
- TCPポート
- 接続するポート。基本は22だと思うが変更している場合は変える事。
- サービス
- 基本はSSHのはず。
設定して、OKを押す。
- ユーザ名、パスフレーズの部分はそのサーバで設定しているものを選ぶ。
- 鍵認証を使っている場合は、RSA~~鍵を使うを選ぶ。
- ネットワーク機器など、パスワードがうまく入力できないものはキーボードインタラクティブを使う。
- Pagentは、秘密鍵をエージェントを起動して使用している場合に押す。
- エージェント転送は、鍵認証でアクセスするサーバから、さらに鍵認証で踏み台接続するときに使用する。
使えると便利な機能
Scp
ファイル/SSH SCP
から、SCP転送ができる。
- 上の部分は、ローカルの手元PCから、今ログインしているサーバのToにあるパスに送付する。
- 下の部分は、Fromにあるパス(今ログインしているサーバのパス)から、手元PCの
To
の部分に送付する。(ダウンロードする。)
SSH転送
いわゆるポートフォワード。接続先のサーバからhttpsなどのポートにアクセスして、localhostでアクセスして確認するというような事を行う時に使える。
画像の内容をコマンドで再現するとこの形。
ssh jst-dito@192.168.162.243 -L 45123:192.168.150.11:443
この時、ChromeやEdgeなどでhttps://localhost:45123、https://127.0.0.1:45123
を入れる事で該当のサイトにアクセスできる。
ログ
その他の設定から、ログ
を選ぶと指定のファイルに操作しているログを保存する事ができる。また、タイムスタンプを設定すると、日時もログに追加して保存できる。
show running config
のようなネットワーク機器のログ表示をさせるときはタイムスタンプを消して実行する事。
設定を変更した場合は、ok
の後に設定の保存
を押す事。
シリアルポート
シリアルポートを接続した際、スピード
の設定を変更する必要が出る場合がある。(症状としては、全く文字が表示されない。)
デフォルトは9600であるが、ネットワーク機器によっては19200
などにする必要がある。*どの速度が正しいかは各ネットワーク機器によって変わる。変更したらOKを押す事。
接続の複製
新しいTerminalのウィンドウを出すにはAlt + N
を押す。
これで、新しいホストに接続するために別のウィンドウを出す事ができる。
すぐにウィンドウを出す事ができて便利。
また、同じホストであれば、Alt + D
でセッションを複製できる。
別のウィンドウで、同じホストに接続して状態を見るという時に便利。
なおこの時、**認証情報の入力を省略する事ができる。**いちいちパスワードやユーザ名を指定して接続する事がないので便利。
ブロードキャストコマンド
複数のターミナルで同じ操作を同時に行うことができる。操作を間違えたくない時などに有効。