きっかけ

芸能事務所さんのリリースを見ていて、バズってしまったときの負荷対策ってどうしているんだろう思ったので調べてみました。

今回の3社はWordPressで構築されていたのですが、構成が多種多様でおもしろかったので順に紹介します。
（各社社名は頭文字などをとっているわけではないです）

A社

さくらのクラウドのELBで冗長化されていました。AWSだとLBのリクエスト数などによって費用が変動するので、ランニングが固定になって良いなと思いました。

CDNなどは利用している様子がないようでしたがWordPressのキャッシュプラグインでうまくチューニングをしているようでした。

トップページの動画などのコンテンツも外部のオブジェクトストレージや、YouTubeではなく、WebサーバのNFS？に直置きしているようだったのでストレージの構成が気になりました。

AWSでホスティングしているようでした。
ほぼ全てのコンテンツ（HTMLなども）をCloudFrontでキャッシュしているようでした。

すべてキャッシュさせることは負荷対策としては効果的なのですが、コンテンツの更新がかかった際にキャッシュの要因で記事の投稿が遅延するのでどうカバーしているのかが気になりました。

保守のコストが嵩そうですがよい構成だとおもいました。

タレント検索サーバはフリーワード検索になっておりCDNで捌きにくいコンテンツなので分けることはよいなと思いました。

一方で、出演情報サーバは画像等が多く掲載されあまり変更もないことからCDNですべてのコンテンツをキャッシュするような構成でした。

速報性の高いリリース（謝罪など）は本体サイトに載せていました。CDNでキャッシュはしておらずリリースに画像を使えないようにしていたり、ナビゲーションバーの軽量化などの工夫がされていました。急ぎの文言の変更などをすぐに反映できるため良い構成だなと思いました。

結構サイトによって個性があって面白いとおもいました。
お客様によい提案ができるように色々なサイトをデベロッパーツールで見てみると面白いと思います。