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iOSアプリをAppStoreConnectに登録するまで

Last updated at Posted at 2024-10-03

目次

  1. はじめに
  2. 前提
  3. 環境
  4. 実施したこと
    1. App ID作成
    2. 証明書の設定
    3. AppStoreConnectへの登録
  5. 最後に
  6. 参考

1.はじめに

iOSエンジニアなのにiOSアプリをAppStoreに公開する方法を知らなかったので、どんなことをやる必要があるのか、実際に調べて、試してみました!
この記事では、AppStoreConnectに登録するまでに実施したことを紹介します。

公開までの大まかな流れ

  1. AppStoreConnectに登録
  2. AppStoreに申請
  3. AppStoreに公開
    • 申請が通ると、AppStoreに公開可能となる

そもそもAppStoreConnectとは?
AppStoreConnectとは、Appleが提供しているアプリの管理や申請を行うためのツールです。
アプリの名前や製造者名などを登録して申請することで、AppStoreに公開しても問題ないか確認することができます。
申請だけではなく、アプリの価格や年齢制限などの管理も行えます。

2.前提

以下は完了している前提で紹介します。

  • Apple Developer Programに登録(年間99ドルかかります)

    • Webページからの登録すると失敗するという記事を見かけたので、アプリから登録した方が良いかもしれません。
  • Xcodeのダウンロード

    • Xcodeとは、Appleが提供しているAppleプラットフォーム向けの統合開発環境(IDE)です。Appleプラットフォーム(iPhone,iPad,Apple Vision Proなど)向けのアプリケーションを作成する際にはXcodeが必要になります。
  • 配信するアプリの作成

    • タスクを簡単に管理できるTODOアプリを作成
      • iPhone向け(iPad非対応)、ローカライズは日本語のみ(以下画像の赤枠のアプリ)

3.環境

  • 実施環境
    • macOS:Sonoma 14.6 (23G80)
    • Xcode:15.2 (15C500b)
  • 必須環境(2024年9月時点)
    • macOS:Ventura 13.5以上
    • Xcode:15.0以上
      • 2024年9月時点では、AppStoreに公開するにはXcode15.0以降のバージョンが必須です。macOSバージョンによって使用できるXcodeのバージョンが異なり、15.0を使用するためにはmacOSのバージョンがVentura 13.5以上であることが必須です。
      • こちらから引用

        2024年4月より、App Storeに提出するiOSアプリとiPadOSアプリはすべて、Xcode 15以降およびiOS 17以降のSDKでビルドする必要があります。

4.実施したこと

2024年9月時点での検証内容です。

1. App ID作成

  • safariでApple Developerにログインする
  • Certificates, Identifiers & Profiles > Identifiersを選択し「+」ボタンを押下する
  • App IDsを選択しContinueボタンを押下する
  • Select a typeはAppを選択し、Continueボタンを押下する
    • 通常のアプリを配信するためAppClipではなく、Appを選択
  • DescriptionにApp IDの説明を入力する(例:sample App)
    • 記載内容はStoreに公開されないが、自分がアプリを識別できるような情報を入力する
  • Bundle IDを設定する
    • Explicitを選択する
      • 基本的にはExplicitだが、Push通知などの機能を使用せずID定義の手間を減らしたいのであればWildcardを選択する
  • Bundle IDを入力
    • App ID作成後は変更できないため注意
      • 逆ドメイン名スタイルの文字列 (com.domainname.appname) で作ることが推奨されているので、それに沿って作成するのが吉(これを見ずに作成し、作り直しが地味に手間だった)
    • アプリ作成時に設定したBundle IDを入力する
  • Capabilities一覧の中にアプリで使用した機能があれば、チェックを入れる
  • Continueボタン押下後、Registerボタンを押下する

2. 証明書の設定

  • Xcodeでプロジェクトを開く
  • Xcodeのコンテントエリアから作成したアプリを選択し、TARGETS欄から作成したアプリを選択
  • 上部バーの「Signing&Capabillities」を選択し、Profileを設定する
    • Profileを用意する場合、Provisioning ProfileにそのProfileを設定する
    • 用意しない場合、Automatically manage signingにチェックを入れる(今回はこちらを設定した)
  • TeamsにAppleDevelopperに登録したアカウントの法人名 or 個人名を選択
    • AppleDevelopperにログインし、メンバーシップの詳細から確認できる
  • Bundle Identifierの欄にApp ID作成時に設定したBundle IDを入力する

3. AppStoreConnectへの登録

  • WebブラウザでAppStoreConnectにログインする
  • アプリを選択後「+」ボタンを押下し「新規アプリ」を選択
  • 配信するプラットフォーム、名前、プライマリ言語、BundleID、SKU、ユーザーアクセスの可否を入力
    • プライマリ言語について
      • ローカライズされていない言語のAppStoreで開かれた際に、デフォルトで表示する言語の設定
        • 登録したAppを選択 > 左メニューの「アプリ情報」>「ローカライズ可能な情報」の言語が表示されているプルダウンを表示し、言語横に表示されている「+」を押下することで追加可能
    • ユーザーアクセスについて
      • アプリの情報を閲覧できるかどうか、制限をかけることが可能。しかし、Admin、Finance、Access to Reportsの権限のメンバーには制限をかけることができない。
      • AppStoreConnectに登録したアプリを削除するにはAdmin以上の権限がないとできないため、自身の権限がAdmin未満かどうか注意

5.最後に

このあとは、アプリの一般情報(画面のスクショなど)を登録してAppStoreに申請という流れになります。
実際にAppStoreの公開まで完了したら、また記事書こうと思っています。
今後公開されましたら、是非そちらもよろしくお願いします!

6.参考

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