社内のシステム管理者になったときのこと
記事執筆時点で、私のいる会社は30人前後のベンチャー企業です。その中で私は通常の開発業務に加えて社内の情報システム部門の管理も行っていました。情シス業務は当時のCTOが退職する際にほとんどの権限を引き継ぎました。社内管理のサーバー・GCP・AWS・GitHub・Google Workspace・Office365・…その他いろいろ。
はじめは一人で行っていましたが、さすがに事業が拡大していくにつれ開発業務に支障が出そうなので複数人でやるようになりました。悪用すれば会社のほぼすべてのシステムを破壊することすら可能な権限を持つわけですから、その取り扱いは常に注意が必要です。そのためのヒントは昔からあるものでした。それは一般的なLinuxのディストリビューションで sudo
を実行したときのメッセージです。
sudo 起動時のメッセージ
英語
We trust you have received the usual lecture from the local System Administrator. It usually boils down to these three things:
#1) Respect the privacy of others.
#2) Think before you type.
#3) With great power comes great responsibility.
日本語
あなたはシステム管理者から通常の講習を受けたはずです。これは通常、以下の3点に要約されます:
#1) 他人のプライバシーを尊重すること。
#2) タイプする前に考えること。
#3) 大いなる力には大いなる責任が伴うこと。