最近仕事では MacBook Pro 13 インチモデル一台のみで作業しています。家では15インチの MacBook Pro に27インチのモニターを繋いで作業しているのでそれに比べると作業効率は若干落ちている気がします。なるべく効率を落とさないで作業するためのツールを紹介します。
Magnet
ウィンドウをドラッグして画面端に寄せたりキーボードショートカットを利用したりすると画面サイズに合わせてウィンドウを自動調整してくれるツールです。どこかの論文で読んだ気がするのですが、一説では広い画面やデュアルモニターに比べ、狭い画面ではウィンドウ操作に費やす時間が増えるそうです。それを軽減するだけでも効率はかなり上がると思います。
今のWindowsはわかりませんが、以前 Windows Vista をメインで使っていたときにはウィンドウサイズの自動調整は標準で使えた機能でしたが、Macを使うようになってから同様の機能がなくて不便でした。それを実現できたのがこのツールです。

HyperSwitch
Macは Command + Tab
でアプリケーションのフォーカスを変更できますが、同じアプリケーションで複数のウィンドウを開いている場合は Command + Tab
では変更できません。同一アプリケーション内でウィンドウのフォーカスを変更するにはそのアプリケーションにフォーカスした後さらに Command + F1
を使用する必要があり、2ステップかかってしまいます。それを1ステップで行えるのがHyperSwitchです。設定したコマンド(標準では Alt + Tab
?)で画面ごとに選択できるようになります。
この機能もWindowsでは標準で使えたと記憶しています。
Alfred
定番ですが、Alfredはキーボード操作でファイルやアプリケーションを開くことができるランチャーです。Alfredから直接コマンドを実行することもできます。最近はSpotlightが使いやすくなっていると聞いているので、そちらに慣れている場合はランチャーとしてはそれほど魅力的ではないかもしれませんが、自分が気に入っているのは他のアプリケーションとの連携です。
Powerpackの購入が必要だったかもしれませんが、Dashと連携してドキュメントを検索したりiTunesと連携してキーボードの入力で簡単にライブラリ内を検索できるミニウィンドウを表示させたりと、各アプリを個別に開いてからマウスで操作するというような手間を省くことができます。

Karabiner-Elements
こちらも定番ですが、キーボードの入力をいろいろカスタマイズできるツールです。
最近のMacでは caps lock をcontrolに変更したりキーリピートのスピードを変更したりというのは標準でできるのでそういう用途であれば必要ないのですが、自分は狭い画面でもせめてキーボードは快適に打ちたいということでMacのキーボードの上にHHKBを置いて作業しているので、HHKBが接続されているときにはMacのキーボードを無効にするという設定をするのに使用しています。
また、キーボードの操作でマウスカーソルを動かす機能もMacにはついていますが、どうにも使いにくかったのでKarabiner-Elementsの機能でマウスカーソルを動かせるように設定しています。
ShowyEdge
若干タイトルからは外れるかもしれませんが、最近使っているツールとしてShowyEdgeを紹介します。これは現在の入力ソースに応じてカラーバーを表示して視覚的に入力ソースを把握しやすくしてくれるものです。毎日Vimを使っているのですが、ノーマルモードの操作のときに日本語IMEがオンになっていると思った通りの操作ができなくてストレスが溜まることがあります。ShowyEdgeを導入することで現在の入力ソースを確認がわかりやすくなったのでそのストレスを軽減できました。
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OSがSierraになってから「Karabiner」という名前のアプリは使えなかったのですが、これからは「Karabiner-Elements」を使えということなんでしょうか。 ↩