1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

CSSがパワーアップ!:has()セレクタでフォームバリデーションを視覚化する

Posted at

目次

  1. はじめに
  2. CSS :has() 擬似クラス
  3. フォームバリデーションの視覚化
  4. 注意点
  5. まとめ

1. はじめに

Web開発の中で、フォームのバリデーションは重要な役割を果たします。ユーザからの入力が期待通りの形式であることを確認し、不適切なデータの送信を防ぐことができます。そして、それらのバリデーション結果をユーザに視覚的にフィードバックすることで、ユーザ体験を向上させることができます。

本記事では、CSSの:has()擬似クラスを利用して、フォームバリデーションの結果を視覚的に表示する方法を紹介します。

2. CSS :has() 擬似クラス

:has()はCSSの擬似クラスで、引数として渡されたセレクターに該当する要素が一つ以上の要素に一致することを表します。

a:has(> img) {
  border: 1px solid black;
}

上記の例では、<a>タグが<img>タグを直接子要素として含んでいる場合に、その<a>タグに対して黒い境界線を適用します。

3. フォームバリデーションの視覚化

HTMLの<form>要素内の<input>要素のバリデーション結果を視覚化するために、以下のようなCSSコードを使用することができます。

form:has(input:invalid) {
     background: red; 
}

form:not(:has(input:invalid)) {
     background: green 
}
  1. form:has(input:invalid): このセレクタは、<form>要素内に無効な(バリデーションルールに適合しない)<input>要素がある場合にマッチします。マッチすると、その<form>要素の背景色が赤になります。
  2. form:not(:has(input:invalid)): このセレクタは、<form>要素内に無効な<input>要素がない場合、つまり全ての<input>要素が有効な(バリデーションルールに適合する)場合にマッチします。マッチすると、その<form>要素の背景色が緑になります。

4. 注意点

このコードは:has()擬似クラスを使用しているため、このセレクタがサポートされているブラウザでのみ動作します。また、バリデーションルールは<input>要素の属性(例えばrequiredpatternなど)によって定義されます。

5. まとめ

CSSの:has()擬似クラスを利用すると、ユーザがフォームに無効なデータを入力した場合に視覚的なフィードバックを提供することが可能になります。これにより、ユーザ体験の向上に寄与することができます。ただし、:has()擬似クラスのブラウザ互換性を確認し、適切なバリデーションルールを設定することが重要です。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?