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プログラミング初学者のためのfor文説明(python)

Last updated at Posted at 2025-01-01

この記事の主な対象読者

python以外の本格的なプログラミング言語でfor文を習ったこと・学習したことが全くない人を対象としています。なるべく理解しやすく、難しい言葉は使わずに進めます。
(※というより私自身、中学2年生でそこまで難しい言葉は逆に使えません)

必要最低限な前提知識

「print」「変数」「配列(リスト)」「len()」
この中に分からない内容があれば先に調べることを推奨します。

for文その1(range)

まずよくpythonで使用されるプログラムとしてこのようなものがあります

for i in range(10):
    print(i)

これを簡単なscratchという言語に置き換えてみると
スクリーンショット (65).png
このようになります。つまりrange(10)というのは10回処理を繰り返すということで、iというものは変数で、このiは1回の処理ごとに1ずつプラスされていきます。
(iが一般的だけど、あくまで変数名なのでなんでも大丈夫です)

つまりこの場合、実行結果は

0
1
2
3
4
5
6
7
8
9

となります。しかし、すでにご存じの方もいると思いますがここで「あれ?これ0から始まって9で終わってるくね」と思う方もいると思います。そうなんです!pythonに限らず、基本プログラミング言語は0から始まることが多いです。

ちなみにこのようなものもあります。

for i in range(10,15):
    print(i)

実行結果

10
11
12
13
14

こうすることで、最初を0からではなく10からにして、10から15(- 1で14)まで繰り返すことができます。

他にも

for i in range(0,10,2):
    print(i)

実行結果

0
2
4
6
8

こうすることで0から10(- 1で9)までの範囲でiを2ずつ変えることができます。
(範囲を0から-10までなどにしていれば-2ずつ変えることも可能)

for文その2(rangeなし)

このようなプログラムがあったとして、

list = ["A","B","C"]

for i in list:
    print(i)

実はこのプログラムは

list = ["A","B","C"]

for i in range(len(list)):
    print(list[i])

これと同じです。そして実行結果は

A
B
C

となります。listという配列を最初の要素(この場合"A")から最後の要素(この場合"C")まで1回ずつiという変数に代入しています。

繰り返す数は文字の集まり(この場合リストの要素数)の量になります。(この場合は3回)
ちなみに文字の集まり分繰り返すのでこのように文字列を1つずつ取り出すこともできます。

var = "ABC"

for i in var:
    print(i)

実行結果

A
B
C

for文その3(enumerate)

まず初めに例文がこちらです。

list = ["A","B","C"]

for j,i in enumerate(list):
    print(j,i)

そして実行結果はこちらです。

0 A
1 B
2 C

まず変数がiだけではなくjが増えていますよね。これは左の変数(この場合j)に今何回目の繰り返しかが入り、右の変数(この場合i)に先ほど同様listの要素が最初の要素から順番に代入されます。

for文その4(zip)

まず初めに例文がこちらです。

list1 = ["A","B","C"]
list2 = ["D","E","F"]


for i,j in zip(list1,list2):
    print(i,j)

そして実行結果はこちらです。

A D
B E
C F

これは左側の変数に(この場合i)にlist1の要素を、右側の変数に(この場合j)list2の要素を、最初から順番に代入します。

ちなみにこのようなプログラムがあったとします

list1 = ["A","B","C"]
list2 = ["D","E",]


for i,j in zip(list1,list2):
    print(i,j)

この場合要素が少ないほうのlist2に合わせられ、実行結果は

A D
B E

となります。

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