まずはじめに

CentOSとかでも出来ると思いますが、apache2.confをhttpd.confとか読み替えが必要です。
よく分からない場合は、検索ワードにCentOS （ご使用のバージョン）とかで探してもらった方が良いかと思います。
apacheのバージョンにも注意してください。古いバージョンからだいぶ変わっているようです。

Ubuntu18.04(LTS)にadiaryを入れた時にハマったapache2の設定

いろいろやったんで原因が色々ありますが、一つずつ切り分けてまとめます。

環境

Ubuntu: 18.04
adiary: 3.14a
Webサーバ: apache2
（nginxも対応されたようですが、本記事では扱いません¹）

gitが入ってない

当たり前と言えば当たり前ですが、apt installで入れる必要があります。
apt update & apt upgradeもお忘れなく。
gitを使わずzipをダウンロードする場合は不要です。

perlのバージョンが古い

apt upgradeしましょう。また、公式マニュアルにもありますがperlモジュールもインストールしてください。

Webに公開するファイルの場所を変えたい

つまりドキュメントルートを変更したい、という話なんですが初期状態だと/var/www以下を参照しています。
ドキュメントルートを決めているのは/etc/apache2にあるapache2.confやらsite-available/000-default.conf（場合によってはdefault-ssl.confも）です。
変更箇所は、ド直球にDocumentRootとかとか書いてる項目がありますが、これらを適切に設定します。

CGIが動かない

まずはgit cloneした.htaccessをコメントアウトしましょう。
調査が大変になります。

その後で参考リンクを参照しつつ、一つずつ順番にやっていきましょう。
一気に設定してapache2 restartとするのはおすすめしません。

a2enmodとは

色々なところを探すと、apache2.confやsites-available/default.confの話は書いてあっても、a2enmodについては書いてなかったです。
Ubuntu18でCGIを動かす場合、この辺りの設定が必要だったのですが、参考先のような形で明記してあったのはなかったので、こちらでも取り上げました。

さて、a2enmod cgiを実施すると/etc/apache2/mods-enabled/以下にcgi.*でシンボリックリンクが作成されているっぽいですね。
細かいのはwhich a2enmodで実行ファイル探してcgi辺りで追いかければわかりますが、私がperl5を読めないので多分そういう事やってるんじゃないかな、という感覚で見てます。

.htaccessの見直し

cgiが動くようになれば、.htaccessを見直します。
dot.htaccessとかリネームされている事もあるので、リネームをお忘れなく。
また、ls -laで参照しないと.htaccessが見当たらないので、コマンドにも注意。
普段からlコマンドでやっている人はlaです。

それでもうまくいかない場合

キャッシュが残っているので、F5で更新しても状態が変わっていない事が考えられます。
ブラウザ自体を再起動すると解消されたので、おかしいな？と思ったらブラウザ自体を再起動してみてください。タブやページだけではダメでした。

参考

adiaryの公式
ubuntuのapache2のドキュメントルート変更
apache2でcgiがダウンロードされる時のチェック項目一覧

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