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自動車関係の標準化団体

Last updated at Posted at 2024-01-21

背景

車載関係の標準化の団体は色々あり、それら団体が連携・協力して業界の課題に取り組もうとしている。
以下、AUTOSARのニュース参照;

知らないものや良くわからないものが多いので、各団体の目的を整理しておきたい。情報は適宜追加していく。

AUTOSAR

欧州自動車メーカーを中心に、車載ソフトウェアの共通化を目指し2003年に設立された団体。
車載ソフトウェアの共通化を実現するためのプラットフォームの仕様名称でもある。

ASAM

ASAM:Association for Standardization of Automation and Measuring Systems とは、
自動車および測定システムの標準化を推進する国際的な非営利団体。

[コメント]
AUTOSARに関係するところとしては、車両診断サービスの「Service-Oriented Vehicle Diagnostics」(SOVD)という考え方の標準化を行なっている。

Adaptive PlatformではR23-11でサポートされている。

参考:

COVESA

COVESA(Connected Vehicle Systems Alliance)は、コネクテッド・ビークル・システムのイノベーションを加速するオープンスタンダードと技術の開発に焦点を当てた、多様で持続可能で統合されたモビリティエコシステムを実現するグローバルなメンバー主導のアライアンス。

[コメント]
以下のAUTOSARのニュースで、クラウドとの連携に関してCOVESAと協力すると言われている。

Jasper

一般社団法人JASPAR(Japan Automotive Software Platform and Architecture)は2004年 9月に、高度化・複雑化する 車載電子制御システムのソフトウエアやネットワークの標準化及び共通利用による、開発の効率化と高信頼性確保を目指し設立された。
自動車メーカ、電装品メーカ、半導体・電子部品メーカ、ソフト・ツールメーカ、商社/キャリアの各業種、大学・研究機関から技術者が参画し、海外・国内の関連団体との協調の下、 車載ネットワーク、ソフトウエア、情報セキュリティにおける標準化を推進している。

SOAFEE

Scalable Open Architecture For Embedded Edge (SOAFEE)
SOAFEEでは、SDVで想定されているクラウドネイティブな車載ソフトウェア開発のエコシステムの実現を目指すソフトウェアアーキテクチャとオープンなレファレンス実装の開発を進めている。

参考:

Eclipse SDV

Eclipse Software Defined Vehicle(SDV)
オープンソースコミュニティの1つであるEclipse Foundationが設立した「ソフトウェアデファインドビークル(SDV)」向けワーキンググループ。
「コードファースト」型のアプローチを用いて、自動車業界初のソフトウェアスタックの1つを構築することを目的に進めている。

Khronos

主にコンピュータグラフィックスや並列コンピューティング、ビジョン処理、そして音声処理などの分野で標準の仕様を策定するコンソーシアム。

例:
OpenGL: 3DグラフィックスのためのクロスプラットフォームAPI。
Vulkan: 高効率かつ高パフォーマンスな3Dグラフィックスと計算のための次世代API。
OpenCL: 異種並列計算のためのフレームワーク。
WebGL: ウェブブラウザ上での3DグラフィックスのためのAPI。
OpenVX: ビジョン処理のためのAPI。
SYCL: シングルソースのC++プログラミングをサポートする異種並列計算のためのAPI。

Khronos Groupは、多くの企業や業界パートナーと協力し、これらの標準を策定、維持、推進しています。これにより、開発者は特定のハードウェアやプラットフォームに依存せず、高性能なグラフィックスやコンピューティングのアプリケーションを作成することができる。

変更履歴

2024/07/15 Khronos追加

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