はじめに
2025/5/14(水)に開催された「Education-JAWS #3 ~教育現場に、AWSのチカラを~」に参加しましたので、イベントレポートを執筆しました。
Xハッシュタグ:#edujaws
本記事は個人的なメモを共有する形でまとめておりますので、一部表現が簡略化されている場合があります。ご了承ください。
今回は5セッションが実施されました。
各セッション資料は更新され次第、リンクをアップデートします。
セッション資料は最後にまとめてあります。
昨年度のEducation-JAWSを振り返る
第0回と第1回は「20代が多い」という結果でした。
第2回は所属に基づくアンケートへ変更した。オンサイトの影響があるが「アカデミアに属する方や学生が多い」という結果でした。
今後は、支部でリーチできていない層や学生にもリーチしたい。
Edtechって何だ? 完全ド素人がEdtechについて学んだことの報告
- Edtechとは?
- 教育(Education)+技術(Technology)
- Edtechのメリット
- 時間と場所を問わずに学習可能
- 個人の進捗に合わせた学習コンテンツが利用可能
- 教育格差の改善
- AWSサービスを利用したEdtechの具体例
- 教材の作成
- 授業のストリーミング、録画、文字起こし、教材作り
- Amazon IVS、Amazon Transcribe
- 教材のAI化
- 授業用チャットボット
- Amazon Kendra、Amazon Bedrock、Amazon Lex
- 教師の負担軽減
- 試験の採点と解説の自動化
- Amazon Bedrock、Amazon Lex、Amazon DynamoDB
- 教材の作成
- Edtechの課題は?
- 本人のやる気によって問題の難易度や量に個人差が出る
- 受講者の状況を教師が把握しにくい
- 進捗が遅い受講者へのサポート
- Edtech成功の3つの役割
- 教材をそろえる役割
- どの教材を使えばよいか提示する役割
- 学習を強制し、継続できるようにする役割
- 素晴らしい教材(ツール)ができたとしても、本人のやる気次第なところへの対応はまだまだ人に依存している
関連資料:
エデュケーション✖テクノロジー➡ 教育現場に急速に広がる「エドテック」とは…(YouTube)
【EdTech】テクノロジーは教育を変えるのか?(YouTube)
JAWS-UGこそ最大のAWS Edtechではないか? 〜イチ支部運営から見たJAWS-UG〜
- EdTechとは
- 教育(Education)+技術(Technology)
- 日本国内の事例
- AWSのEdTechへの取り組み
- AWSサービスの学習→AWS Educate
- AWS Cloud Quest
- AWS EdStart
- JAWS-UGの取り組みと近いのではないか?
- 初心者がAWSを触れる機会を提供する場
- ハンズオンなど
- アウトプットを共有しあえる場
- 同じ目的を持った人で相互理解の場
- 初心者がAWSを触れる機会を提供する場
-
AWS re:Post Privateを使えば、学校限定のre:Postが利用できそう
- ただし、料金は高め
教育現場を支えるクラウド技術
発表資料:未
- 業務内容としては、デジタル教科書制作など教育業界のDX化に貢献することを目指しています
-
タブドリLive!
- 手書きの解答入力もできる
- ゲーム感覚で楽しく学習ができるサービス
- 第21回(2024年)日本e-Learning大賞(最優秀賞)
- Amazon ECS / AWS Fargateを利用、ゲーム基盤に近い構成になっています
-
NIMOT!
- 小・中学校のあらゆる教科のデジタルコンテンツをひとつに集約した『資料集』『学習参考書』のようなデジタル教材を提供するサービス
- Amazon EKSで構築
- デジタル教材配信基盤はAmazon CloudFrontを利用しています
日本の教育の未来を考える -テクノロジーは教育をどのように変えるのか-
- 教育現場が直面している課題とは?
- 日本の教育は150年変わっていないと言われています
- 部分的には改訂しているが、全国一律の中央集権的な管理体制(文部科学省)は変わっていません
- 変化を阻害する要因
- 学歴というものに期待が大きい
- 変化の兆し
- EdTechのトレンド
- AIが「一人ひとり」の学びを変える
- AIがチューター、フィードバック
- 学びの「場」と「機会」が広がる
- オンラインでの学習
- 「体験」が学びを深める
- ゲーム要素を取り入れる
- テスト手法が「評価」を変える
- CBT:Computer-Based Testing
- IRT:Item Response Theory
- CAT:Computer Adaptive Testing
- データが学びを「未来」に繋ぐ
- eポートフォリオ
- xAPI (Experience API) :「学習経験データを保持するための標準規格」
- AIが「一人ひとり」の学びを変える
- 事例
- AI/LLMが変える教育
- 学習コンテンツの生成
- 即時フィードバック
- 対話形式での質問回答
- 教育の世界では生成AIは非常に重要
関連資料:
とあるEdtechベンチャーのシステム構成こだわりN選
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ElastiCacheでPub/Subの実現
- リアルタイム学習進捗閲覧機能
- ECS(タスク)でAutoScaling
- ElastiCache for Redisを採用
- Amazon ElastiCache for Valkeyに移行する予定
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Cognito認証 + Lambda トリガー
- 通常の認証だけでなく追加の確認処理を行なっている
- Lambdaトリガー + Aurora
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採点APIで独自の採点アルゴリズム開発
- 単なる文字列一致だけで採点できない
- Amazon API Gateway + Lambda
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AIによるさまざまな解答・解説の実現
- 採点アルゴリズムだけでは対応できないものがある
- Amazon Transcribe、Amazon Polly、AWS Lambda(Lambda関数URL、w/OAC)、Amazon CloudFront
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メール送信の構築/運用コスト削減
- メール送信をキューイング、失敗時に自動でリトライ
- Amazon API Gateway + Amazon SQS(標準キュー)
- AWS Lambda + Amazon DynamoDB(メールの重複排除に利用、条件付き書き込み)
- バウンス+苦情の防止と監視を実施
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AWS CDKの共有モジュールの開発と配布
- Constructの構成や中身が同じものが多い
- コピー&ペーストで展開するのは大変
- 共有Constructリポジトリで管理、パッケージレジストリから
npm install
- GitLab Package Registryで管理
-
DBユーザー管理システムにCDK組み込み
- 各APIや開発メンバーごとの権限を厳密に管理したいが、管理・反映が大変
- CDK Toolkitを利用している
- CDK Toolkitは
Developer Preview(2025年5月現在)
であり、バグなどが発生するのでおすすめはしません
関連資料:
資料まとめ