はじめに
うちのこども(小学生)が自宅で留守番するとき、親との連絡手段をどうするかを検討していた。
自宅に固定電話はなく、こどもに携帯は持たせてない。ネット回線はある。
LINE Clova Friends(以下、Friends)が3千円台で買えたので、使えるか試してみた。
結論から言うと多少の制約はあるものの、家族間連絡手段として非常に役に立っている。しかも月額無料というのが嬉しい。
以下、制約や運用メモ。
技術的な話はないです。
音声やり取り全般
Friendsの呼び名(「OK, Google」的なやつ)は、
- 「クローバ」
- 「ジェシカ」
- 「ねぇ、クローバ」
から選べる。「クローバ」と「ジェシカ」は、テレビの音声や何気ない会話でよく引っかかるため、「ねぇ、クローバ」で運用上落ち着いた。
ただ、3つの呼び名を各数日ずつ試したので、「ねぇ、クローバ」に運用が落ち着いてからも、つい「ジェシカ」と呼んでしまうことがある。当然無反応のため、呼び名はコロコロ変えないほうが良かった。
Google Homeもそうだけど、はっきり喋らないと音声認識できなことが多く、小学生にとっては滑舌よく話す良い機会になっている。
あと、Friendsの話し声は大人の女性なので、かわいいキャラクターの見た目との違和感が半端ない。
LINEメッセージ
Friendsのセットアップをすると、ファミリーアカウントを作成することができる。Friends自体がアカウントを持つような感じ。
このファミリーアカウントを友だち登録すると、Friendsを通じてその友だちとメッセージのやり取りができる。
ファミリーアカウント(Friends)<=>ファミリーアカウントの友だち
登録した友だちに呼び名を付けることで、音声で宛先の友だちを指定できる。
たまに漢字の読みを間違える(今をコンと読むとか)ので、Friendsへのメッセージはひらがなにするのが無難。
Friendsにぼよーん、とか送ると家ではこどもが大笑いしていたので、こどもがぐずったりしたときの気分転換にも使える。
あと通知について。Friendsがメッセージ受信したときに、短い通知音は鳴るが聞き逃しやすい。
その代わり本体下部が光り続ける。結構目立つのでFriendsを目につくところに置くと、メッセージ見逃しにはならない。
LINE無料通話
メッセージだとできたが無料通話では先ほどのファミリーアカウントからの発信・着信ができない。ファミリーアカウントではなく、既存のLINEアカウントとの連携になる。
Friendsから無料通話できる友だちは、連携したアカウントの友だちから選択して設定する。
既存アカウント(携帯・Friends)<=>そのアカウントの友だち
例えば、パパ携帯のアカウントとFriendsを連携させるとする。Friendsにママに電話してと頼むと、ママ携帯側にはパパからの着信と映る。
ママ携帯のLINEからパパに無料通話をかけると、パパ携帯とFriendsの両方で着信音が鳴る。
これはこどもが留守番するときの連絡手段として見た場合の制約になる。今の例で言うとママ宛に無料通話できるけど、パパ宛にはできなくなる。またママ側では、パパからの着信なのかFriendsからの着信なのか区別ができない。
こういう使い方をするのであれば、緊急時に連絡先の優先度が低いアカウントをFriendsと連携させることになる。
うちでは緊急時はママとばぁばに連絡するということで、結局パパのアカウントとFriendsを連携することになった。
また基本はメッセージ利用を優先する運用とした。
お知らせ
IFTTT等からFriendsにお知らせを送ることができる。
お知らせを受け取ると、メッセージと同じように本体下部が光る。メッセージ利用をよく使っていると、てっきりメッセージの通知かと勘違いする。特にこどもは。
お知らせが来てるのに、Friendsに「メッセージ読んで」と頼むと「メッセージはありません」と返されて終わる。
ああお知らせか、と気付いて改めて聞き返すのは面倒ということになり、お知らせ機能は使わない運用となった。