お疲れ様です!
CakePHP3のChronosの公式ドキュメントを翻訳したので、
翻訳についてと、その機能について、少しご紹介します。
前回の記事CakePHP3公式ドキュメントの翻訳が一石N鳥だった件でもご紹介しましたが、
私は「CakePHP3翻訳会」への参加を通じて翻訳を行なっていて、
その中のひとつとしてChronosを翻訳しました。
Chronosとは
Chronosは、CakePHP3.2から導入された、日付時刻を扱うライブラリです。
公式のリリースには以下のように書いてあります。
Carbon ライブラリを Chronos に置き換え
Carbon ライブラリは cakephp/chronos に置き換えられました。この新しいライブラリは Carbon のフォークで、依存関係は追加されていません。カレンダーのdateオブジェクト、イミュータブルなdateオブジェクトとdatetimeオブジェクトを提供します。
Carbonというライブラリは聞いたことが無かったのですが、
Chronosと同様に日付を扱うためのものだったようです。
しかし、あまりイケてないからCarbonをベースにして改良しようというアイデアから生まれました。(多分)
その経緯はgithubのissueに残っています。
翻訳したドキュメント
私が翻訳したドキュメントはこちらです!(他の人が書き換えていなければ全文私が翻訳しました)
Chronos(クロノス) — CakePHP Cookbook 3.x ドキュメント
翻訳した内容は、githubの公式リポジトリにプルリクエストを出して、マージしてもらいます。
マージされれば、上記のように公式ドキュメントとして公開されます。
プルリクエストで指摘された点
私が翻訳して出したプルリクエストは以下です。
translate ja/chronos by gr-ishiguro · Pull Request #3828 · cakephp/docs
※ちなみに今回、他の人に先に翻訳されてしまうのを防ぐため、
WIPとしてプルリクを出して、完了したらWIPを外すというやり方を用いました。
あまりだらだらプルリクが残るのも迷惑かと思いますので、モチベーションが高い状態で出すのが良いと思います。
ビルドエラー
markstory「ビルドエラーっぽいっすよ」
はい、すみません。
ちゃんとローカルでビルドしてからアップしろって話ですよね。
ちなみに、プルリクエストを出すと、裏でTravisCIが動いて、ビルドしてくれます。
エラーになってしまった場合は、×をクリックしてfailedの箇所を探したりしますが、
markstoryはわざわざエラー箇所のリンクまで貼ってくれました。
a number of という表現を覚えていない
chinpei215「恐らく、a number ofの意味はsevral, some(いくつか)です。」
指摘されて思い出しました、高校生のときに教わりました。(私の英語力は中卒レベルです)
でも、当時教わった意味は「多くの」で、「いくつか」という意味があったのは知りませんでした。
現在完了形?何それ
have + 過去分詞で現在完了形となっていて、
この場合「経験」(~したことがある)の意味をあらわしているということを指摘されています。
この表現、いろんな翻訳にかけても「~したい」と訳されてしまいました。
against は 対して と訳せる
私は「反して」と訳していましたが、「対して」と訳せます。
Chronosの機能紹介
機能紹介はこちらにまとめました
CakePHPのChronosの機能紹介