概要
Visual Studio Codeでは、Gitの差分があると行番号などが表示されている左のgutterエリアに以下の画像のようにインジケーターが表示されるようになっています。
一方、Eclipseでも差分があるとgutterエリアにインジケーターは表示されますが、デフォルトではGitの差分ではなく、現在ディスクに保存されているファイルとの差分が表示されます。
そのため、ファイルを保存した時点でこのインジケーターは消えてしまいます。
※Eclipse IDE for Enterprise Java and Web Developers, version 2023-06 (4.28.0)で確認
EclipseでもGitビューを開けばGitの差分は確認できますが、vscodeのように手軽に差分を確認できるようにしたいと思い、調べたところvscodeに近い差分表示ができる方法が見つかったため、以下その設定方法を説明します。
設定方法
- EclipseのメニューバーからWindow > Preferencesを開きます。
- 左上の検索ボックスで"Quick Diff"と検索し、左のメニューに表示された"Quick Diff"を選択します。"Use this reference source"のプルダウンから"A Git Revision"を選択し、右下の"Apply and Close"を押します。
- 先ほどの画面に"Note: Changing the reference source does not update open editors."と書いてあったように、reference sourceの値を変更しても開いているエディタには反映されないようなので、Eclipseを再起動します。
- これでgutterエリアにGitの差分を表示できるようになります。