画像判定で定位置管理
開発理由
職場の作業台が乱れがちなので、Teachable Machineによる画像判定で楽しく定位置管理できるツールを作りたいと思いました。
勤務先は小売業店舗です。売場のクリンリネスは常に心がけており、特にレジはお客様をお送りするチェックアウトの大切な場所として整頓に気をつけなくてはなりません。
しかしレジ周りは従業員の作業場にもなっており、書類や備品で乱雑になりがちです。
そんな業務の悩みを改善するツールが必要と考えました。
使用想定
このツールを実際に業務に使用する手順として、定められたクリーンタイムの時間(営業時間中の4時間ごとなど)に、定点Webカメラでレジを撮影。
乱れが感知されたら従業員にアラートで知らせるという流れを想定しました。
作り方
使用したツール
Teachable Machineに画像を機械学習させる
Teachable Machineに画像サンプルを学習させます。
その後トレーニングを押ししばらくするとプレビューが表示されます。
きちんと学習されているか、プレビュー画面に映像を映します。
物を乱雑に置くと「NO」が出力されました!
定位置に置くと「OK」が出力されました!
CodePenにエクスポート
Teachable Machineで作成したモデルをCodePenにエクスポートします。
HTMLで表示させるので、形式はp5.jsです。
SAVEボタンで保存し、URLをスマホに送信。
完成映像
応用編
五月人形置き方判定ツール
このツールは売場の商品陳列などにも応用できそうだと考え、手始めに五月人形兜の飾りつけの間違いを判定するツールを作成してみました。
飾りつけの間違いで多いのは、弓と太刀の位置が逆だったり、兜の鍬形が外向きになっていたりすることです。
他にも業務で応用できそうなこと
例えば、本部からの陳列指示書通りに売場が展開されているかの判定や、VP(ビジュアルプレゼンテーション:マネキンなどのこと)が指示通りに着せ付けられているか判定するなど、まだまだTeachable Machineによる画像判定で業務改善できそうです。