まだまだ暑い日が続きますね。一時期台風の接近で涼しくなったのですが、残念です。それでも夜はエアコンの無いところで寝ることができるようになってきました。エアコン苦手なんです。
半年くらいサボってしまいました。おもしろそうなものが出てきたので紹介です。
RustでGUI
Rustっていろいろ良い話を聞くのですが、GUIの開発ではコレというものがまだ無いのではないかと思っています。そんな中で前々からWindows版出てこないかなと待っていたものがありました。Rustで作られたエディタ Zedです。
この中にGPUIがあって、Zedとともに開発されています。
ZedはWindows版がまだリリースされていないのですが、手元のPCの display driver を最新にして、ソースからビルドしたらとりあえず起動して、使うことができそうでした。実は最初デバイスが無いとか言われて起動できなかったんですが、vulkan を使っているためか最新のドライバを必要としているようです。
GPUIのサンプルを試してみる
Zedのリポジトリからソースを落としてくると、GPUIにサンプルがいくつかあるので試してみることができます。
gpuiの場所まで移動して、ビルドできます。
C:\.....\zed\crates\gpui>cargo run --example input
最初のビルドは時間がかかります。PCのスペックを信じて待ちましょう。
日本語はどうか?
いよいよ本題ですね。
RustとかのGUIフレームワークを試すときに必ず見るのは
- 日本語を表示できるか
- 日本語を入力できるか
日本語をメインに使うので外せない要件です。GPUIはどうでしょうか。
あらかじめ、先程のサンプルのinputのソースを修正して日本語を入れておきます。
問題無さそうですね。IMEを使って入力してみます。
入力にCorvusSKKを使っているので特徴的な表示になっていますが、問題は無さそうです。日本語入力したときにキーストロークをカウントしてくれませんが、大目に見てもいいのではないでしょうか。
おわりに
日本語のフォントを設定しないと □ になってしまうとかも無く、うまく表示と入力ができました。けっこういいヤツだと思います。
残念ながらコレを書いている時はドキュメントが揃ってなくて、当面はサンプルやZed本体を参考にしながらの利用になりそうです。
今回は(も)サラっとしか紹介できませんでしたが、ボチボチ何か作ることができるといいなと思っています。その前になにか作りたいものを持つか、声がかかるのを待つか。