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Power BI 要件定義ヒアリング

Last updated at Posted at 2025-04-16

はじめに

こんにちは!
記事をご覧いただきありがとうございます。
本記事では、PowerBIの要件定義の段階で実施した「要件定義ヒアリング」について、実際に行った内容や、気づきや反省点をまとめています。
ぜひ最後までご覧ください!

目次

  1. 要件定義ヒアリングとは?
  2. ヒアリングで確認したこと
  3. 実際のやり取りでの気づき
  4. 最後に

要件定義ヒアリングとは?

PowerBI のレポートを作成する前に、「何を、誰のために、どのように」可視化するかを明確にするための確認プロセスです。

事前に業務や目的を深く理解することで開発後のユーザーとの認識齟齬を防ぎ、開発効率も格段に上げることができます。

ヒアリングで確認したこと

今回は以下のような観点について、事前に作成した「ヒアリング項目表」をベースに確認を進めました。
表に記載していた項目は一通り確認できましたが、それ以外の観点については深掘りできませんでした。

スケジュール・進行管理

  • 要件定義から開発、運用までのスケジュール感のすり合わせ
  • 中間レビューやステークホルダー確認のタイミングの共有
  • 「どの段階でどのレベルの完成度にするか」といったマイルストーンの確認

利用目的・背景

  • なぜこのレポートを作成したいのか

利用者とシーン

  • 誰がどこで使うか(部門・役職・タイミング)
  • PC/モバイル/Teams などの使用環境

表示したい指標・分析軸

  • KPI(売上、目標達成率、前年同月比など)
  • 比較したい軸(地域、カテゴリ、商品別など)

データについて

  • 使用するデータソースと更新頻度
  • データの正確性・マスタの所在
  • 粒度(日次/月次/商品単位など)

セキュリティ・権限制御

  • 部署ごと・個人ごとの閲覧制御の有無(RLS)
  • 誰にどこまで見せるか

運用・配信

  • 毎日更新は必要か
  • 自動配信やTeams連携の希望はあるか

実際のやり取りでの気づき

実際にヒアリングをしてみて、以下のような気づきがありました。

良かったこと

ヒアリングの際、あらかじめ作成しておいた大まかな要件定義書とヒアリング項目表、簡単なモックアップをベースに進行できました。
「この認識で合っていますか?」といった確認をその都度挟みながら進めたことで、ユーザーとの認識のすり合わせがスムーズにでき、具体的なイメージも共有しやすくなったと感じています。
また、初めにサンプル画面(モックアップ)を提示したことで、ユーザーも使う場面を想像しやすく、「実際の運用を意識した視点」で意見をもらいやすくなりました。
さらに、各レポートに含まれるビジュアルを1つずつ見せながら、「このグラフで見たい指標は何か?」「この形式で見やすいか?」といった細かな確認を行えたのも良かった点です。

反省点・課題

一方で、一部の項目については、こちらから「こういう表示にしてはどうですか?」と提案をした際に、背景の説明が不足していたため、ユーザーに戸惑いを与えてしまった印象がありました。
今後は、提案の前に「なぜこの形式を考えたか」「どういう目的を意識しているか」など、簡単な背景や意図を添えて伝えるように意識したいと思います。
また、アジェンダの分類が大まかすぎたため、時間内にすべての項目を聞き終えることができませんでした。今後は、各トピックにかける時間の目安をあらかじめ設けておくき、それでも時間が足りない場合は「この話は5分だけで聞きます」と明言して進行する」といった時間配分の工夫も取り入れたいと感じました。

最後に

今回の経験を通して、要件定義ヒアリングの進め方や伝え方の大切さを改めて実感しました。次回のヒアリングではよりスムーズかつ的確な確認・提案ができるよう実践していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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