趣旨
はじめまして、tapiokaです!
今回事情があって勉強期間1週間で AWS Solutions Architect - Associate (SAA) を受験したのですが、どうにか合格できたので短期で合格するために私が取り組んだことを共有できたらと思います。
短期合格を目指している方の参考になれば嬉しいです!
勘違いされないように念の為、この記事で短期合格をオススメしているわけではありません!
後半にデメリットも書いているので、よろしければそちらもご覧ください。
点数
AWS-SAAは1000点満点中、720点 を取ることで合格となります。
私の試験本番の点数は796点でした。
ちなみに問題数は全65問ですが15問はスコアに影響せず、配点も分からないようになっています。
筆者のAWSについての事前知識/経験
経験としては、1年前に半年ほど実務でAWSを使ったことがあるくらいでした。
内容は
- github actions + EC2 を用いたCICD構築
- S3 + CloudFront + EC2 の本番環境構築
になります。
それ以降はほとんど触っていないですし、勉強もしていませんでした。
ただ、試験当日の9日前に AWSome Day Online Conference に参加しています。
AWSの基礎を幅広く説明してくれる、初学者向けのオンラインイベントです。
めちゃくちゃ分かりやすかったので、AWS試験に興味がある初学者はタイミングがあれば参加してみてはいかがでしょうか。
(もしかしたらオンデマンドで配信中?筆者は既に参加登録済みなので試せませんが、これからの方でもご覧になれるかもしれません)
学習に使ったもの
勉強期間は1週間ですので、学習に使うものはかなり厳選しないといけないと思っていました。
私は過去問が合格への一番の近道だと思っているので公開されていれば過去問のみを使おうと考えていたのですが、どうやらそういったものは公開されていないようでした。
そこで、実際の試験に近そうな模擬試験を中心に勉強する方針で以下のサービスを使うことにしました。
- Ping-t
- Udemy:【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
これらのサービスの使い方としては、
- 1問解いて回答を見て解説を読む、の繰り返し
- 本番と同じく65問解いてから答え合わせをしてまとめて解説を読む
の2パターンが用意されていて、私は後者でひたすら回していました。
(模擬試験のスコアも後ほどお見せします)
Ping-t
こちらはIT系資格試験対策用のオンライン問題集サイトです。
特徴としては、
- 本番に近い内容の問題が出される
- 進捗管理や間違えた問題の復習機能が充実
- 問題の解説が分かりやすいため、理解度を高めやすい
などがあります。
特に、解説についてはAIを活用出来る機能が付いているため、間違えた問題の見直しをPing-tの中だけで完結させることができます。
これにより、都度Google検索をしに行く必要がなかったので効率的に見直しを進めることが出来たと考えています。
AWS認定以外の試験も色々用意されていますが、AWS-SAAに関してはなんと 無料 で使うことができます!
無料なのに、問題の内容が本番に近かったので試験を受ける人は絶対やったほうが良いと思いました。
ちなみに、全問題数は700問ほどありますが、そのうちの300問程度が実際の試験と内容がよく似ている問題(出題対象:【試験レベル】Well-Architected Frameworkに基づいた設計)になっていて、私はその問題以外はほとんど解いていません。
Udemy:【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
こちらはその名の通り模擬試験問題集になります。
実際の試験問題よりも難易度が高く作られているようです。
こちらの問題集は有料です。定価は 7,600円 ですが、Udemyはよくセールが開催されているので 1,500円 になったりもしていました。
お金はかかりますが、これを1周解いて解説を読むだけでもかなり合格に近づくと思いますし、容易に解けるようになったら自信にもつながるので余裕のある方は是非学習に使ってみてほしいです!
(所属会社がUdemy Businessに加入されている方はラッキーですね!絶対使いましょう!)
模擬試験の点数
Ping-t
回数 | 正答数 | 正答率 |
---|---|---|
1 | 27 | 41% |
2 | 50 | 76% |
3 | 37 | 56% |
4 | 41 | 63% |
5 | 51 | 78% |
6 | 50 | 76% |
7 | 42 | 64% |
8 | 59 | 90% |
6回目で本番に近い形式の問題が1周解き終わりました。
7回目以降は1周目で間違えた問題を優先的に出題するように設定して解き直しました。
Udemy:【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
模擬試験回 | 1回目 正答数 |
1回目 正答率 |
2回目 正答数 |
2回目 正答率 |
---|---|---|---|---|
① | 45 | 69% | 59 | 90% |
② | 30 | 46% | ||
③ | 35 | 53% | ||
④ | 44 | 67% | ||
⑤ | 43 | 66% | ||
⑥ | 40 | 57% |
こちらの問題集はPing-tの1周が終わったタイミングで着手しました。
既にPing-tで300問ほど解いた後なので良い線行くかと思って挑戦しましたが全然そんなことはなかったです^^;
確かに今思えば本番の試験と比べてみても若干こちらのほうが難しかったかなと思います。
だからこそ、この問題集を少なくとも1周しておくことをオススメしたいです!
勉強期間に意識したこと
勉強期間が1週間なので、問題集を解く回数を回せないことは分かっていました。
短期合格のために私が一番やるべきだと考えていたのは、間違えた問題や不安な問題は完全に理解出来るまで解説を読み込み、自分の中に落とし込もうとすること でした。
完全に理解する(似たような問題で絶対に二度と間違えない)というのは難しいのであくまで気持ちの話ではありますが、私は問題集を2周する時間がなくなっても良いから1周目で可能な限り理解を深めることを意識して取り組んでいました。
短期合格のデメリット
結果として1週間でAWSの認定資格を取得できたことは時間効率的には良かったと思いますが、この方法にはデメリットもあると思いました。
デメリットその1:短期で詰め込むため記憶が定着しにくい
私は元々短期記憶は得意な方で、学生時代によくテスト前日一夜漬けなんてことをしていました。
勉強すればテストの結果は悪くなかったですが、そうして身につけた知識/記憶はやはりすぐに抜けていきます。
短期で合格したからこそ、その後記憶の定着期間を作らないといけないと思っていて、私はちょうど趣味でiOSアプリを開発中だったのでそのバックエンドをAWSを使って実装してみようかなと考えています!
デメリットその2:1週間が身体的にも精神的にも辛い
エンジニアとしてフルタイムの仕事をしながらだったので、特に平日の睡眠時間が短かくなるのが辛かったです。
しかも、受験費用が22,000円と高額なので「絶対受からなきゃ、、、」という焦燥感/不安が結構ストレスになります笑
私は模擬試験が全然芳しくない結果ばかりだったので試験当日も勉強期間を1週間に設定したことを後悔していました。
「ちゃんと長い期間かけて勉強すればよかった😢」なんて思ってしまうような結果になるのが一番勿体ないと思うので、時間が取れる方はしっかりじっくり勉強することをオススメしたいです。
最後に
この記事がAWS-SAA試験合格を目指している誰かのお役に立てたらとても嬉しいです!
私もまた何か資格勉強を始めようかなと思っているので、お互いがんばりましょう💪