ggplot2のデフォルトのテーマ群を試します。
デフォルトのtheme_gray()
背景が淡い灰色のの特徴的なやつ。いかにもggplotなグラフ。
「エドワード・タフテさんとかbrewerさんのアドバイスに従った」とウィッカムさんが述べています。
画面上では見やすいのですが、論文では使いにくいと思っています。
p<-gat%>%
ggplot(aes(x=年,y=人口,fill=区分))+geom_bar(stat="identity")+
geom_text(aes(label=人口),size=2,position = position_stack(vjust = 0.5))+
scale_fill_brewer(palette="YlOrRd")+
labs(y="人口")+
theme(axis.title.x = element_blank(),
axis.text= element_text(size=7),
axis.text.x=element_text(angle=90),
legend.title = element_blank(),
legend.text = element_text(size=7),
axis.title = element_text(size=7),
plot.title= element_text(size=9),
strip.text=element_text(size=9))
theme_bw()
そつなく仕上がったテーマ。濃いめの枠線が引かれているところが特徴でしょうか。私はあんまり使いません。
p2<-p+theme_bw()
theme_dark()
theme_gray()よりも濃い灰色の背景。ちょっと使う気にならない感じ。
p2<-p+theme_dark()
theme_light()
theme_bw()の枠線と罫線を薄くしたようなプロット。theme_bw()よりも私には好みです。
p2<-p+theme_light()
theme_linedraw()
theme_light()との見分けがつきませんが・・・
p2<-p+theme_linedraw()
theme_minimal()
theme_linedraw()から枠線を取り除いた感じ。私が一番好んで使っているテーマで、論文はもっぱらこれを使っています。
p2<-p+theme_minimal()
theme_void()
voidは「空隙」という意味ですね。「なんにもない」みたいなイメージでしょうか。データ視覚化のデザインを地で行くテーマといえます。
p2<-p+theme_void()
theme_classic()
theme_void()に片側だけ枠線がついたもの。枠線の有無は好みかと思いますが、割と好ましいと感じます。
p2<-p+theme_classic()
theme(panel.grid=element_blank())でシンプルな描画
素直にtheme_void()でも良いのかもしれませんが、なんとなくこの方がしっくりきます。theme_minimal()+theme(panel.grid=element_blank())の組み合わせ。
panel.grid=element_blank()でグリッド線を消しています。
p2<-p+theme_minimal()+theme(panel.grid=element_blank())
まとめ
データ視覚化のデザインの影響かもしれませんが、グラフは極力シンプルなものを使用するようにしています。
したがって、theme_void()、theme_classic()、theme_minimal()あたりが選択肢に残りそうです。
私は最後に紹介したtheme_minimal()でグリッド線を消したものを最近では好んでいます。