採用活動に関わるようになり、思うところがあるので書きます。
情報収集をしていく中で「未経験 エンジニア転職」と検索して出てくる情報に対しての個人的見解です。
自己紹介
- 採用担当
- フロントエンドからサーバーサイド、インフラ、機械学習系の案件を経験
- エンジニア歴6年
前提 エンジニア転職における「後悔」とは何か?
「思っていた働き方ができない」という、いわゆるミスマッチを想定しています。
- アプリ開発がやりたいのに、事務作業ばかりやっている
- webシステムの開発がやりたいのに、PCの設定ばかりやっている
- 機械学習がやりたいのにやれない
全てミスマッチです。
こんな後悔をしたくない方に読んで頂ければ幸いです。
真実1 「未経験採用 → SESで客先常駐」は本当によくある
自社開発をしている企業ではあまりないかと思いますが、
受託開発をしている企業の場合、本当によくあります。
よくあるケースは、「3ヶ月の研修後、客先常駐」というやつです。
「会社としてはすぐに売上になるし、未経験の求職者は断りにくい」という判断をされると、
もれなく上記のケースに落ち着きます。
目安として、100人規模の受託開発系の企業だと、未経験採用→客先常駐が多くなります。
一方で、客先常駐をしないで受託開発をしている企業もあります。
説明会や面談時に
「未経験から入社した方は、どのように仕事をしていますか?」、と質問してみて下さい。
真実2 必ずしも転職エージェントを使う必要はない
情報収集のために依頼するのはありだと思いますが、
「エージェント任せ」にすると、転職活動は失敗します。
エージェントの方は、IT業界の人ではあるが、現役のエンジニアではないです。
開発現場にいた経験がある人は少ないですし、あっても古い情報を話しているケースが多いです。
未経験の方に紹介できる求人情報は似てる
エージェントのビジネスモデルという観点から考えると分かりやすいです。
エージェントの報酬は、転職成功者の年収のx%で算出されます。
そのため、時間をかけず求職者と企業をマッチングさせたい
→ 未経験でも決まる確率の高い企業を紹介
となります。
良い求人に巡り会えたらラッキーくらいに思っておく方が良いでしょう。
採用サイトから自分で問い合わせるメリットはあるのか?
大きく2つメリットがあります。
1.実際に「どんな人と一緒に働くのか?」が分かる
2.応募先の企業に、自分のモデルケースになる人がいるか分かる
入社後にどのように仕事をし、どんなキャリアを築けるかを具体的にイメージできるようになります。
例えば、
- 入社後は先輩社員のもとで実装系のタスクを行う
- 1年後には、後輩の指導もしつつ詳細設計も行う
- 2年後には、顧客折衝も行う
- 3年後には、チームを持ってもらう
といった具合です。
その結果、ミスマッチを減らせます。
真実3 ポートフォリオは無くても良い
結局ポートフォリオだけでは判断しないからです。
ポートフォリオがなくても、勉強した内容をちゃんと伝えられたらOKです。
弊社での話になりますが、入社時に転職用にポートフォリオを用意していた方は1人もいません。
最後に
エンジニア転職の一助になれば幸いです!
弊社は未経験からエンジニアになった方が活躍している会社です。
未経験者の新卒・中途採用も実施していますので、ご興味ある方はこちらより。