2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

ペアプログラミングで意識していること

Posted at

ペアプログラミング(ペアプロ)を行う際に、個人的に意識していることを整理してみました。よりスムーズに、効果的なペアプロを行うためのポイントを紹介します。

1. 実装を指示する際は必ず意図を伝える

一人でコーディングする場合は、結論だけを実装すればよいですが、ペアプロでは相手がいます。そのため、必ず「なぜその実装を行うのか」という意図を伝えるようにします。

意図を伝えることで得られる効果

  • 共通認識の形成: 複数人で作業する際、意図を共有することで意思の齟齬を防げる。
  • 時間の節約: 事前に意図を伝えることで、相手が推測する時間を削減できる。

具体例

例えば、ユニットテスト(UT)でデータを作成する際に、一部の値を局所変数に格納しておく。そうすることで、期待値の確認時に「この変数はテストデータ作成時に設定した値をそのまま使っている」と明示できる。このような意図を事前に説明することで、ペアの相手もスムーズに理解できるようになります。


2. 既存のコードについて共通認識を持つ

ペアプロでは、周辺コードの責任範囲や役割をお互いに理解しておくことが重要です。認識がずれると、実装方針に食い違いが生じる可能性があります。

意識すべきポイント

  • 周辺コードの動作を確認する: 何をしているのか、どの範囲までが責任範囲なのかを明確にする。
  • 口に出して確認する: 「このメソッドはAの処理をしているから、Bの責務は別のクラスにあるよね?」といったように、周辺コードについて理解したことを言葉にして確認する。

お互いの認識を合わせてから実装に入ることで、スムーズなコーディングが可能になります。


3. 相手が考えを話し始めたときは、途中で遮らずに合いの手を入れる

ペアプロは、単に一方が教えるだけでなく、より良い実装を共に考える場でもあります。そのため、相手の考えをしっかり聞き、意図を理解しながら議論を進めることが大切です。

意識すべきポイント

  • 相手の話が終わるまで遮らない: 途中で反論すると、相手の考えの整理を妨げ、本来の話したい内容が伝わりにくくなる。
  • 適度に相槌を打つ: 無反応だと相手が不安になるため、「うん」「なるほど」といった簡単な相槌を入れることで、安心して話してもらえる。

なぜ相槌が重要か?

話している側からすると、

  • 的外れなことを言っていないか?
  • 相手にちゃんと伝わっているか?
    といった不安が生まれることがあります。そのため、適度に反応を示すことで、相手が安心して話せる環境を作ることが重要です。

まとめ

ペアプロを効果的に行うためには、以下の3つのポイントを意識することが大切です。

  1. 実装の意図を伝える: 共通認識を作り、意思の齟齬や無駄な推測を防ぐ。
  2. 既存のコードについて共通認識を持つ: 責任範囲を明確にし、スムーズな実装につなげる。
  3. 相手の話を最後まで聞く: 遮らずに合いの手を入れることで、相手が安心して話せる環境を作る。

これらを意識することで、より円滑で効果的なペアプロが実現できるでしょう!

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?