はじめに
マイクロソフトから提供されるPower BIの各種サンプルデータについて、いろいろあるので見てみいきたいと思います。
Power BI Desktopに付属するサンプル
以下のように左右2つにコーナーが分かれています。
左の「チュートリアルを開始する」では、
とDocsのチュートリアルにいきます。こちらの内容は、右の「サンプルデータの読み込み」に関するものです。
右のサンプルのデータセットから独自で練習するもよし、チュートリアルの内容で学習するもよし、となっています。
Power BIのサンプルに関するDocs
以下のDocsにこれまで提供されてきているサンプルファイル等がたくさん載っています。
ここの日本語の説明、ちょっとわかりにくな、という時は英語ページも一緒に見るよいです。
以下はこちらのDocs内のサンプルについて、です。
売上と返品のサンプル / Sales & Returns sample
GitHubにサンプルれーぽーとのpbixファイルがあり、ダウンロードできます。
沢山のページに分かれていて、ページの連携も使われています。例えば、「Net Sales」ページのカテゴリー別グラフにマウスオーバーすると...
このようにポップアップ表示します。こちらは、「Net Sales Tooltip」ページ側の「書式」/「ページ情報」/「ツールヒント」を「オン」にしたうえで、
「Net Sales」ページのカテゴリーグラフのビジュアルの「書式」/「ツールヒント」をオンにして
「ページ」で指定されているんですね、なるほど~といった具合で学ぶことができます。
豊富なメジャーで、DAXの記載例がわかります。
となっていますが、自分の理解のために、インテンドして見やすくすると以下です。
Returns PM =
CALCULATE(
[Returns], // ここに返却数のメジャーを指定
PREVIOUSMONTH('Calendar'[Date]) // ここに先月というフィルター条件を記載
)
Power Query エディターでみると、一部のクエリはExcelが見つからないというエラーになります。
これは、エラーメッセージのとおり、指定の場所にExcelがない、というものですのです。気にしないでおきましょう。Power Query エディターではこのようにエラーがあっても、メイン画面はデータがロードされた後の状態にあるため、エラーなく利用できます。データを見たい場合は「データ」ビューで、該当のテーブルを選択し見ることができます。
このサンプルについては、ブログもあるので、より詳しいことはこちらも読んでください。
英語ですが、Edgeの右クリックで、日本語に翻訳でかなりわかりますね。
8つのサンプル
本Docs内と、左側のメニューから、8つのサンプルについて提供と解説があります。pbixファイルの他、xlsxファイルの提供もあります。
Power BI Serviceでも同様な提供があります。
組み込みのサンプルをインストールする
こちらにガイドがあります。が、注意事項もあり、
これらの組み込みのサンプルはまだ使用できますが、非推奨になっています。
少し古くなってきているんですかね。
COVID-19 サンプル
Docsの左メニューからページ移動できます。
こちらのページの更新について、私もエラーなくできました。が、2021/8で元データのサイトで提供が止まっているんですかね。
Power Query エディターでみると、ソースデータのCSVをどのように使いやすい形にもっていったか、適用したステップで見ることができます。
ビジュアルに戻って、どんなDAXが使われているかなぁ。。。とみていくと。
おお、これはコメントの中にデータ中の日付を持ってきて、表示していますね。かっこいー! どうやっているんだ...とビジュアルを選んでみていくと..
おぉ、テキストのところに関数として、フィールド値を持ってきているんですね。
なるほど~、このテクニックは私も利用していきたいと思います。
カスタムビジュアルにも注目を
本サンプルで紹介したサンプルでは、カスタムビジュアルが使われています。
売上と返品で使われるカスタムビジュアル
COVID1-19で使われるカスタムビジュアル
マウスオーバーすると何のカスタムビジュアルかわかります。これらが、どのような場面で、どのように使われていくのかも勉強になりますね。
おわりに
サンプルデータの可視化された「できあがり」をみてから、「この可視化、動きはどうやって実現しているんだろう?」と辿ってみると、よい学習になると思います。触ってみてみることが大事ですね~