はじめに
Windows11のログインをAzure ADのアカウントで行っている場合に、NASで利用するSynologyにエクスプローラからアクセスしてもユーザーIDの認証時、下記のエラーでログインできない、と約1年ぐらいあきらめていました。
その解決策がわかりましたので、そのメモです。
MicrosoftアカウントでのWindowsログインでは発生せず
Microsoftアカウント(Gmailで)を持っており、そちらで同PCにログインした場合は、難なくSynologyのNASシステム(DSM)に設定したアカウントでログインできるという結果に。
これらのナレッジにある事項はほぼクリアしています。Azure ADのアカウントの場合だと何かが違うと...
エラーメッセージに注目
パスワードが違います等ではなく、「指定されたログオン セッションは存在しません。そのセッションは既に終了している可能性があります。」
って何だろうとぐぐると、NASを提供するIOデータさんにこのようなコンテンツがありました。
ユーザ名」の欄を「ユーザー名\ユーザー名」と変更のうえ設定してください。
ユーザー名\ユーザー名てなんでだ?と思いながらやってみると、難なくつながりましたw
「ユーザー名\」の部分は何でもよい
うまくいったもののの、ユーザー名\ユーザー名って何だと考えたところ、\より前の先頭は何でもよい(要はSynologyの認証上はn/a)何だろうと設定変更してみました。
本認証は、Windows資格情報の仕組みを使っています。
このように変更しても、利用上は変わらずでした。なので、Azure ADのアカウントでWindowsにログインしている場合、NASの認証で行うにはこの形式でと、分かってしまえば何でもない結論でした。
おわりに
困っているときには、なかなか回答にたどり着けないものですね。わかってから下記のようなブログも見つかりました(ID前半の記載はIPアドレスでも他でもOKですね)