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Power BIでの数値データの扱いの変更(Tableauとの比較)

Last updated at Posted at 2019-12-10

はじめに

 Power BIでデータを読み込んだときに行われる、型の自動認識、整数に認識されたフィールドをテキストに変換することについて、Tableauでの典型的な対応と比較しながら説明します。

サンプルデータの内容

 超シンプルな「データ」というフィールドを持つ、下記のようなテーブルをサンプルデータとします。

データ
1
2
3
2
1
1

Tableauでのデータのエリア分け等

 Tableauでは、データの型とはに、メジャー(数値等定量的な値)とディメンジョン(名前、日付等定性的な値)のエリア分けや、役割として不連続、連続を青、緑の色分けで「ピル(錠剤)」(1つのフィールドがピル型なので俗称)を扱います。そして、メジャーとディメンジョンの入れ替えはドラッグ・アンド・ドロップでできます。(詳細:ディメンションとメジャー、青と緑

 メジャーとして認識されたものは、シンプルにバーチャートにすると合計が表示されます。

コメント 2019-12-11 032444.png

データのピルをディメンジョンに持っていって、、、
コメント 2019-12-11 044712.jpg

レコード数をカウントすると以下のような結果が得られます。

コメント 2019-12-11 033159.jpg

参考までに左上の「#」の部分は、データの型を表しており、「数値(整数)」のままとなっています。ちょっと不思議ですが。

<追記>Power BIでTableauと同様の扱いを行うには?

 私の本記事の初版に対して、12/11に貴重なコメントをいただきまして、同様の対応方法2点をいただきました。詳述いただいていますので文末のコメント欄をご参照ください。
 データの型そのものを変更して対応する、となりましたら次項を参照ください。

Power BIでの型の変更は?

 Power BIではこのようなデータのエリア分け等はなく、メジャーは別な意味(繰り返し利用できる "定義")なので、Tableauに慣れている人は注意が必要です。

 サンプルデータを読み込んだ時、自動認識で整数の型で認識されていたら、Σのマークが付いているので「数値として認識されて、合計されているんだな」とわかります。

コメント 2019-12-11 040346.jpg

 バーチャートにしてみると合計が表示されます。

 では、データを数値ではなく、テキストの区分のように考えて、その個数をカウントしたい、となった時は、上部の「クエリを編集」から、Power Query エディターを呼び出して、型の変更を行います。

コメント 2019-12-11 033650.jpg

 変更しようとするとき、図のようなダイアログが表示されますが、

コメント 2019-12-11 042736.jpg

右下の適用したステップについて、最後の「変更された型」を上書きして置換するか、新たにステップを追加して変更するか、というもので、結果どちらも同じなので、どちらでもOKです。

 変更後に、データの個数をカウントするチャートを表示すると以下のようにうまくいきました。

コメント 2019-12-11 045847.jpg

おわりに

 Tableauに慣れ過ぎると、操作感や用語、機能のあり方の違い等からPower BIに慣れるまで混乱するかしら、と思い書き記しました。参考にしていただけますと幸いです。

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