はじめに
『Microsoft Power Apps入門 手を動かしてわかるローコード開発の考え方』を紀伊国屋 新宿本店のテスト販売(先行販売)で購入し、一読しました。
基本事項メモ
発売日 2021/10/20(先行販売日 10/12、購入日 10/13)
判型 A5
ページ数 408
章立て
序章 Power Appsとの出会い
Ⅰ 外注システムは高い、遅い、使いにくい
Ⅱ Power Appsとの出会い
第1章 Power Appsで何か作ってみる ~はじめてのアプリ~
1 はじめてのPower Apps
2 データソースの用意とアプリの自動生成
3 自動生成されたアプリの画面について
4 データソースの特性と注意点
5 主要なデータソース
6 自動生成したアプリをカスタマイズする
第2章 Power Appsで業務効率化 ~残業申請編~
1 アプリを製作する前に
2 アプリを自動生成する
3 自動生成したアプリをカスタマイズする
4 一覧画面の表示データをカスタマイズする
5 一覧画面から不要なものを排除する
6 編集フォームをカスタマイズする
7 詳細表示画面をカスタマイズする
8 アプリの共有
9 アプリのフィードバック対応
10 主に利用されるデバイスに合わせる
11 長期間利用されたシーンを想定する
12 業務アプリでよく使う関数
第3章 Power Appsで業務効率化 ~申請承認編~
1 アプリ機能強化の構想設計
2 運用イメージを考える
3 アプリをイチから作る
4 Power Automateとの連携(メール送信)
5 作成したアプリの共有
第4章 Power Appsで業務効率化 ~運用編~
1 展開方法を考える
2 申請後に修正できてしまう問題を対処する
3 委任に関する警告を対処する
4 本番運用と業務改善実績
第5章 エピローグ ~未来にむけて~
1 後継者をどうするか?
2 初学者がつまずくポイント
3 Power Apps特有の注意点について
4 まとめ
付録 Appendix(Web提供PDF)
1 その他 業務改善に活用しそうなコントロール
あなたへのおすすめ
ここがよかった
物語と運用の話がいっぱい出てくる
ローコードを囲んで実際にあるあるの会話が非常に多くでてきます。また、そのアプリを運用したらどうなる、というのわかります。
コラムの説明が丁寧
わかりやすい図説付きで、または分かりにくい話をコラムと、コラムが充実しており、コラムだけの飛ばし読みもおすすめです。
平易な言葉で書かれている
はじめての方、経験が浅い方にも、画面、用語の解説が多すぎず、丁寧に書かれているので、分かりやすいです。
セキュリティや委任の警告等とっつきにくい話も含んでいる
「ここつまずくよね」といったところにフォーカスを当てて、大事な観点中心に説明があります。素敵。
さらにここも欲しかった
欲をいうとPower BIについても、どこかでひとこと触れてほしかったですw
終わりに
約400ページの分厚さを感じさせない痛快さが素敵です。いろんなPower Appsに興味がある方におすすめです。Power Automateの連携の話も含まれているのも素晴らしく、Power BIの話がなかったのは少し残念ですが、良書の発行をありがとうございます。