Gmailの複数アカウント対策

概要

gmailの特殊な仕様と複数アカウント対策をまとめます。

前提知識

WEBメールの仕様として、メールアドレス以下のような構成になっています。

ユーザー名@ホスト名

gmailの仕様

以下のメールアドレス送信したメールは、gmailの仕様により[e-mail]に届きます。

• 1) ユーザー名の大文字小文字は区別されない

[e-mail]

• 2) ユーザー名のエイリアスが使える(+から後ろ)

[e-mail]

• 3) ドットは無視される

[e-mail]

• 4) ホスト名は、"gmail.com" "googlemail.com"はどちらも使える

[e-mail]

• 要するに

こんなメールアドレスでも送信先は同じです

[e-mail]

問題点

どんなメールアドレスでも登録できてしまうサービスを作ってしまうと

1つのメールアドレスで複数のアカウントが作れてしまいます。

対策

ユニークなアドレスをチェックすることで対策します。
以下のコードは、gmailだけチェックするようになっています。

python3

#!/usr/bin/env python3
# coding: utf-8
import re

# メールアドレスを指定
mail_address = '[e-mail]'

# メールアドレスを分解
user_name,host_name = mail_address.split('@')

# メールアドレス変換処理
if host_name in ['gmail.com','googlemail.com']:
    user_name = user_name.lower() # 小文字に変換
    user_name = re.sub('\\.', '', user_name) # .を削除
    user_name = re.sub('\\+.*', '', user_name) # +エイリアスを削除 
    host_name = 'gmail.com' # gmail.comに統一

# ユニークなアドレスを特定
unique_gmail = user_name+'@'+host_name
print(unique_gmail) # [e-mail]

# メールアドレスのチェック
# (ここに処理)

終わり