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コンサル一年目が学ぶこと を読んで

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はじめに

コンサル一年目が学ぶこと 新人・就活生からベテラン社員まで一生役立つ究極のベーシックスキル30選」を読んだ。
ユーザ系Sierに転職して今後より顧客に近い立場で仕事をすることが予想されるため、顧客の本当の要望を理解し実現できる力をつけたいと考えていた。
そんな時にAmazon Primeで無料となっていたので読んでみた。

概要

この本では、仕事で役立つスキルはコンサルの一年目に学ぶことで、学んだスキルは10年、15年と普遍的に役立つスキルと説明している。
その中でも30個の重要なスキルを解説・体験エピソード付きで紹介している。
大枠の構成としては以下の4つに分けられ、その中で重要視された項目をピックアップした。

  • 話す技術
    • 結論から話す
    • 数字で語る
    • 期待値を超える
  • 思考術
    • ロジックツリー
    • 雲雨傘の論理
    • 仮説思考
  • デスクワーク
    • 議事録
    • 資料作成術
    • 仕事を早くするための重点思考
  • ビジネスマインド
    • 価値を出す
    • お金を意識する
    • プロフェッショナルとしての考え、ふるまい

感想

今年9年目に突入して全体的にうっすらと意識していたが、改めて大事だなと再認識した。

「話す技術」では、特に結論から話すことは意識していないとつい冗長に話してしまうので、その話し方が身につくまで何回も繰り返して使うべきというのは理解できた。
あと期待値を超えるは、これまでの社会人生活を振り返った時に、会社で設定する目標はいかに低く設定して上司の評価を得るか考えていたので、耳に痛い話だった。
上司を超えてクライアントの期待するものを理解しその期待値を超えるものを提供するということは、これからの仕事で意識していくべきことだと思った。

「思考術」はこの本の中では一番読んでよかったと思える内容だった。
前職のベンチャー企業の社長が仮説、仮説と繰り返していたことを思い出した。
社長は時間とともにお金が消えていく中で、以下に試行回数を絞って成功にたどり着けるか考えて、この仮説思考を使っていたんだと思うと、仮説思考をもっと学びたいと思った。
この本はあくまで基本的な解説にとどまっているため、より専門的な内容を知りたいのであれば別の本を読むべきだ。

「デスクワーク」は正直当たり前な内容で途中から飛ばし飛ばしで読んでいた。
議事録や資料作成術はエクセルを触って日常的に業務している人にとっては常識だと思う。
仕事を早くするための重点思考はその通りだと考えて、細かいところにとらわれるのではなくまずは大枠を考えていこうという、大学受験を思い出す内容だった。

「ビジネスマインド」は結果を出すことの重要さを説明していた。
クライアントから信頼を得るためには、クライアントの期待値を超える結果を出し続けることである。
自分の仕事に置き換えると、顧客の話から本当の要望を聞き出してアプリケーションで実現することであり、話す技術とコードスキルの両方を高めることが必要なことだと考えた。
プロフェッショナルとしての振る舞いは顧客のことを考えて滅私奉公で全力で仕事をしろということだけど、方向性を間違えずに自分を安売りしないでワークライフバランスを保ちながらのほうが自分にはあってそう。そのためにも技術を蓄えて立場を絶対的なものにしていくべきだと思った。

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