はじめに
開発や検証環境でよく使われる BASIC認証。
アクセスのたびにユーザー名とパスワードを入力するのは地味にストレスですよね。
今回は、その面倒をスマートに解消してくれるChrome拡張 「MultiPass」 をご紹介します。
MultiPassとは?
MultiPass は、HTTP BASIC認証を自動入力してくれるChrome拡張機能です。
- ドメインやURLパターンごとに認証情報を登録可能
- ローカルで動作、オフラインでも使用OK
- GitHubでオープンソースとして公開
- ドキュメントも公式サイトでしっかり整備されています
導入方法
1. Chromeウェブストアからインストール
以下のリンクから簡単にインストールできます:
2. GitHubからソースを確認・信頼性チェック
拡張機能のコードは以下で公開されています:
コントリビューターも複数名おり、更新履歴も確認できます。
使い方
基本的な設定手順
- 拡張機能アイコンをクリック
- 以下の情報を入力:
項目 | 内容 |
---|---|
URL pattern | 対象となるURLの正規表現(例:https://.*\.example/.* ) |
Username | BASIC認証のユーザー名 |
Password | BASIC認証のパスワード |
保存すると、対象URLにアクセスするだけで自動的に認証が実行されます。
実例:検証用ドメインに適用する場合
たとえば、以下のような検証環境がある場合:
https://dev.example/
https://staging.example/login
次のような正規表現を指定することで、すべてに対応できます。
https://.*\.example/.*