これはポエム記事です
・Windows10のサポート期限が2025年10月で切れます。
・Windows11へ移行しましょう。
・Windows11に移行できないPCはどうしよっかなー。
・・・というお話。
Windows11に移行できないPC is 何?
・intel 第8世代(CoffeeLake)よりも古いPCは、Windows11へのアップグレードが出来ません。
・これは、intel製CPUにメルトダウン脆弱性という、メモリーの中身を盗み見できる欠点が見つかっていて、第7世代(KabyLake)もしくはそれ以前のCPUでは、脆弱性を緩和もしくは対策できないことがわかっているからです。
・それ以外にも、セキュリティモジュール、TPM2.0 対応の要件がありますが、第8世代以降のCPUではBIOSで対応出来るので、基本的に、CPU要件だけ見ていればOKです。
・AMD製 CPUの場合は、Ryzenの初代のみ、Windows11アップグレード要件を満たすことが出来ません。
1. 本体ごと買い換える。
・OK。問題なし。すべてはお金で解決できるんです。
2. マザーボードとCPUを交換する。
・自作する人はこれが可能です。ノートPCでは無理です。
・それまで使っていたWindows10にMSアカウントでログインしているなら、OSライセンスがMSアカウントに紐付けられています。
・そうでない場合はMSアカウント・ログインに一時的に切り替えましょう。
手順は、
・CドライブのSSDを(念のためクローンしておくとして、それを)新しく買ったマザーに取り付けて起動する
・設定->更新とセキュリティ->ライセンス認証
・ライセンス認証のトラブルシューティング、「ハードウェアを交換しました」
これでライセンス紐付けの移行はだいたい完了します。
・古いマザボはLinuxサーバーなどに活用します。
補足:
・Win10を新規導入して、MSアカウントログインでOS紐づけ移行することも出来ます。
・元のC:ドライブがMBRパーティションだったり、OS起動出来なかった時はそうします。
・OSライセンスが、リテールもしくはDSP版ではなく、SLP(メーカーHWプリインストール)の場合はライセンス移動は出来ません。
3. 2025年10月以降もWindows10のまま使う。
・おそらくChrome等ブラウザはサポート切れ後1年~3年程度はWindows10のサポートも続ける可能性は高いです(なぜなら有償サポートでWindows10は残るからです)。
・が、Windows10有償サポートプログラムを受けないのであれば、ノーガード戦法は絶対にお勧めできません。
4. Windows11アップデートのCPU縛りをRufusで回避する。
・https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/rufus/
こいつと、MSのMediaCreationTool(Win11)でDLしたWin11 23H2 ISOファイルを使って、
Windows11 のインストールUSBを作成します。
Rufusは、USB作成時にインストーラーのカスタマイズダイアログが出るので、
・セキュアブート及びTPM要件を削除
で、CoffeeLake以前のPCのアップグレードが可能となります。
将来的には 新しいISOファイルで、要件削除が出来なくなる可能性はありますが、
現在のところ、23H2 のISOファイルを使用する限り、TPM要件(CPU要件)をスキップして
アップグレードできるようです。(USBを挿して、setup.exeを起動する)
補足説明
・CPUおよびTPM2.0要件をスキップしてアップグレードしたWindows11は、MSの将来のアップデートで使えなくされる可能性は、ゼロではありません。
(その可能性はそれほど高くはなさそうですが・・・)
なぜかというと、AndroidアプリのエミュレータがWindows11から削除されてしまい、アプリストアのセキュリティ担保条件など事実上無くてもいいんじゃ状態になってしまったから。【要検証】(まあほんとはストアアプリのセキュリティは大事なんですけどね、お金払う場所なんで・・・)
・もちろん、メルトダウン脆弱性持ちとTPMセキュリティモジュール(パスワード保管場所ですね)なしの状態のWindows11を使うことになりますので、それなりのリスクは想定して使用する前提です。
(今のWindows10だと、まさにその状態なんですけど、みんなダイジョブ???・・・)
5. Windows以外のOSへ移行する。
例えば、 Nobara Linux などは、いかが?
6. Windows11 24H2 のISOではRufusによる要件削除が出来ない。
かわりに、管理者権限で、
D:> setup /product server
だとアップグレード可能になっているようです。
(24H2 プレビュー版では封じられていましたので、いずれ封じられる可能性も・・・)
・・・と、書きましたが、
「Rufus 4.6」で「Windows 11 バージョン 24H2」のアップグレード制限回避が可能に (窓の杜)
だそうです。
まさに、イタチごっこしてますね
- Microsoftが改めてWindows 11の要件であるTPM 2.0の重要性を説く
- https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1645176.html