これはなに?
・ systemdに含まれるブートローダーを切り出したものです。
https://wiki.archlinux.jp/index.php/Systemd-boot によると、
systemd-boot (旧名 gummiboot。ドイツ語で「ゴムボート」)は、 設定された EFI イメージを実行するシンプルな UEFI ブートマネージャーです。
デフォルトのエントリは設定されたパターン (glob) または矢印キーで操作する画面上のメニューによって選択されます。
systemd に含まれており、Arch システムにデフォルトでインストールされます。
systemd-boot は EFI 実行可能ファイル (EFISTUB、UEFI シェル、GRUB、Windows ブートマネージャ) のみを起動できることに注意してください。
そもそも、ブートローダーって、何?
- OSを読み込んで起動させるLoader のことです。
- Linux では、殆どの場合、 grub という名前のローダーが使われています
- 昔の人に説明する場合は、それが LiLoだったり、 MBM 0.39 だったり、します。(もっと分からない)
- ブートセレクターになる場合もあります。(今どきは起動時OS切り替えは殆どしない(需要は無い))
Ubuntu24.04LTS 上でビルド&テスト実行(QEMU)できます。
追加したものはなに?
- 簡易的に使用できるバッチファイルとして:
makefile:
- clean build copyfs run requirement
を追加しました。
また、ビルドエラー回避のため、build/src/sd-boot/consile.c の一部をコメントアウトしてあります
使い方
make requirement により、(必要であれば)Ubuntuのパッケージを取得してください
make build により、ビルドされます。
make run により、qemu が起動し、UEFI Bootが実行されます。
- 今のところ、ブートローダーのメニューリストは、未設定です。
QEMUから起動したところで、力尽きています。
これは、何に使うのですが?
-
デフォルトで使用されている grub よりも systemd-boot のほうがシンプルで速いので、(通好みには)好まれる場合があります。(知らんけど)
-
1台のPCに複数のOSを入れて、起動時に切り替える用途に使用できます。(それだと grubと変わらないけれど、まあ systemd-bootを魔改造して MBM 0.39 みたいにする、といった用途はありなのか???)
-
UEFI Boot の練習用として。(たとえば、 UEFI_Basic64 ・・・)
蛇足
- QEMU を終了させるには、
[CTRL] + [ALT] + [2]
を押して、その後、
> quit
を投入してください
公開リポジトリ